1998年4月7日
World Wide Web Consortium

MathML の公開について (W3C 勧告)


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World Wide Web Consortium (W3C) は7日、 Mathematical Markup Language (MathML) の仕様を W3C 勧告として公開いたしました。 MathMLXML を使った最初の W3C 勧告で、 Web 上で数式を表現するためにデザインされました。 W3C 勧告は、 その仕様が W3C 会員による検討を受けており、 安定した、Web の相互運用性に貢献するものであることを示しています。

MathML の特長

  1. 数式の表記と意味とを記述することができる。
    数学データの表記法を指定するためのタグと、数式の意味を伝えるためのタグという二種類のマークアップタグを用意することで実現しています。これにより、数学や科学で使用される複雑な表記法を、明確に記号化することができます。
  2. XML で記述されている。
    W3C 勧告である XML を使って記述されており、 検索やインデクシングが容易になるなど、XML の特長・利点を利用することができます。

MathML は、W3C Math Activity の一環として開発されました。 W3C Math ワーキンググループは、 業界の主要企業・団体や、数学界からの専門家らで構成されています。メンバーとしては、アドビシステムズ社、アメリカ数学会、Design Science Inc.、エルゼビア サイエンス、ミネソタ大学 The Geometry Center、ヒューレット・パッカード、IBM コーポレーション、INRIA、MINSE/ゼロックス・パロアルト研究所、SoftQuad Inc.Stilo Technologies、西オンタリオ大学、Waterloo Maple, Inc.Wolfram Research, Inc. などが挙げられます。 MathML の仕様書は、<URL:http://www.w3.org/TR/REC-MathML> から入手できます。 MathML に関するより詳しい情報については、 Fact Sheet をご覧ください。 また W3C の数学分野における活動については、 <URL:http://www.w3.org/Math/> をご覧ください。

W3C のプロセス

W3C のワーキンググループで開発された仕様は、 W3C 会員により正式に承認されなければなりません。 仕様はワーキングドラフト・勧告案というレビュー段階を経て合意が形成され、 W3C 勧告となります。

レビューを重ねて仕様として安定してきたワーキングドラフトは、W3C Director の検討・承認を受けて勧告案となり、W3C 会員により、正式な W3C 勧告とするかどうかの投票が行なわれます。

投票は W3C 会員組織からの各一名の代表により構成される W3C Advisory Committee により、 勧告案を W3C 勧告とすることに対して、1) 賛成 2) 条件付き賛成 3) 指摘する欠陥が修正されなければ反対 4) 反対のいずれかの票を投じることで行なわれます。

会員による投票期間 (約6週間) 中、 ワーキンググループは細かな技術的問題があればそれを解決し、 結果を W3C Director に報告します。 この後、W3C Director は当該案に対し、

のいずれかの決定を行ないます。


World Wide Web Consortium (W3C) について

World Wide Web Consortium (W3C) は、 米国マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、 フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、 日本の慶應義塾大学 SFC 研究所 (Keio-SFC) がホスト機関として共同運営に当たっています。 World Wide Web (WWW) 技術に関する情報の提供をはじめ、 作成された規格を実現する標準的コードの実装、 新技術を応用したさまざまなプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などに取り組んでいます。 現在 250 を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しています。

World Wide Web Consortium に関するより詳しい情報は、<URL:http://www.w3.org/> をご覧ください。

W3C ホスト


$Date: 1998/04/07 22:11:16 $