1998年2月10日
World Wide Web Consortium

XML 1.0 の公開について (W3C 勧告)

Web 向けの新しいデータ記述言語を開発


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World Wide Web Consortium (W3C) は 10日、 XML 1.0 の仕様を W3C 勧告として公開いたしました。

XML 1.0 は、 Web で用いるデータの構造をユーザが自由に定義して使用することを可能にする、 XML (eXtensible Markup Language; 拡張可能なマーク付け言語) というデータ記述言語の仕様です。

XML 1.0 の主な特長は以下の通りです。

  1. ユーザが自由にデータ構造を定義することができる

    HTML (HyperText Markup Language) では不可能であった、 タグの追加・拡張をすることができます。

  2. SGML と互換性がある

    ISO 標準である SGML (Standard Generalized Markup Language [ISO8879]; 標準一般化マーク付け言語) を基に開発され、SGML と互換性があります。

  3. SGML と比較して処理系の実装が簡単

    SGML に存在していた、複雑で実装が困難なオプションを廃することで、 処理系の実装は SGML と比較して容易になっています。

  4. 国際化を配慮

    国際文字集合規格である ISO 10646 を採用することで、 国際化に対する配慮を行なっています。

XML 1.0 は W3C XML Activity の一環として、 W3C XML ワーキンググループにおいて開発されました。 同グループには、業界の主要企業・団体、および構造化文書・電子出版分野の専門家らが参加しております。 参加メンバーとしては、アドビ システムズ社、アーバーテキスト、 DataChannel Inc.、インソ (株)、 ヒューレット・パッカード、Isogen International Corp.、 マイクロソフト・コーポレーション、 イリノイ大学 The National Center for Supercomputing Applications (NCSA)、 ネットスケープ コミュニケーションズ、 SoftQuad Inc.、米国 Sun Microsystems, Inc.、 富士ゼロックスらが挙げられます。

W3C XML ワーキンググループで開発された仕様は、 W3C の会員組織により勧告内容の検討がなされ、 W3C 勧告プロセスを経て、 W3C 勧告として業界での採用が支持されたものです。

XML に関する情報は、 <URL:http://www.w3.org/XML/> を、 XML 1.0 の仕様については、 <URL:http://www.w3.org/TR/REC-xml>をご覧ください。


World Wide Web Consortium (W3C) について

World Wide Web Consortium (W3C) は、 マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、 フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、 慶應義塾大学 SFC 研究所 (Keio-SFC) の日米欧三機関がホスト機関として共同運営に当たっている World Wide Web (WWW) 技術の標準化と推進を目的とする国際学術研究開発組織です。 W3C はインターネットの情報提供手段として不可欠な WWW 技術を推進する非営利組織として、 産業界に支えられつつも、常にベンダーに対し中立的立場に立ち、 国際的に共通な技術のデファクト標準化推進やプロトタイプの実装・提供に努めています。 現在、240を超える組織が W3C のメンバーとして研究開発活動に参加・協力し、 研究者およびユーザに向けての WWW に関する多様な情報の提供をはじめ、 共通のプロトコルに関する標準的コードの開発促進、 それら新技術を応用したさまざまなプロトタイプやサンプルアプリケーションの実社会への適用・開発などに取り組んでいます。 W3C は、 より高いインターオペラビリティを保ちながら WWW システムを地球規模 (World Wide) に発展させていくことを使命としています。

World Wide Web Consortium に関するより詳しい情報は、 <URL:http://www.w3.org/> をご覧ください。

W3C ホスト


参考: W3C 勧告プロセス

W3C のワーキンググループで研究・開発された仕様は、 W3C 会員により正式に承認されなければなりません。 仕様はワーキングドラフト・勧告案というレビュー段階を経て W3C 勧告となります。

レビューを重ねて仕様として安定してきたワーキングドラフトは、 W3C Director の検討・承認を受けて勧告案となります。 勧告案に対してもレビューが重ねられた後、 W3C 勧告とするかどうかの投票が行なわれます。 投票は W3C 会員企業からの各一名の代表により構成される W3C Advisory Committee により、 勧告案を W3C 勧告とすることに対して、1) 賛成 2) 条件付き賛成 3) 指摘する欠陥が修正されなければ反対 4) 反対 のいずれかの票を投じることで行なわれます。

会員による検討と投票の期間 (約6週間) 中、 ワーキンググループでは、細かな技術的問題があればそれを解決し、 その結果を W3C Director に報告します。 この後、W3C Director は当該案に対し、

のいずれかの決定を行ないます。


$Date: 1998/02/10 13:42:01 $