P3P 1.0 のワーキングドラフト公開について

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http://www.w3.org/ -- 1998年5月19日 -- World Wide Web Consortium (W3C) は本日、 Platform for Privacy Preferences (P3P)TM の仕様を、 ワーキングドラフトとしてはじめて一般に公開いたしました。 P3P を利用すれば、 ブラウザが自動的に利用できる形式で、 各サイトのプライバシー情報の扱いを宣言することが可能です。 この情報を利用して、 ユーザのプライバシー情報が保護されていることをブラウザが保証することができます。 W3CDirector であり、 World Wide Web の発案者である Tim Berners-Lee は、 「P3P を使用したブラウザは、ユーザのために用心してくれます」と語っています。 「そのようなブラウザは Web サイトのプライバシーに関するポリシーを自動的にチェックし、 それがユーザにとって受け入れられるものであるところにのみ、 情報を公開するのです。」

プライバシーと商取引

Web 上でより洗練されたコンテンツやサービスを求める声とともに、 ユーザのプライバシー情報が濫用されるのではないかという懸念もまた、 日増しに高まっています。 ユーザは、 アクセスしたサイトがプライバシー情報をどう扱っているのかわからなかったり、 同じ情報を何度も要求されたり、 技術に関して非常に粗雑なコントロールしかできないでいるのが現状です。 例えば、現在の cookie の実装では、 すべての cookie を受け入れる場合プライバシーが侵害されるおそれがあります。 しかし cookie を使用禁止にすることは、 それを利用した洗練されたサイトの利用を困難にしますし、 cookie を受け入れる前に確認するようにした場合、 ユーザは何度もダイアログを目にすることになるでしょう。

P3P を利用した製品は、サイト情報をユーザに提供し、 可能であれば計算機に判断を代行させ、 サイトに応じた関係をユーザが決めることを可能にします。 クライアントの設定、および Web の閲覧の双方の場面で、 ユーザは P3P が働いているのを目にするでしょう。 「P3P における私たちの目標は、 プライバシー商取引の双方に適したプラットフォームを作ることです」 と P3P のプロジェクトマネージャである Joseph Reagle は説明しています。 「多くのユーザは本の好みのような情報を、 素姓のわかった信頼できるサイトに提供したいと思っています。 P3P は私たちのプライバシーを保護し、 フォーム入力の繰り返しから解放してくれます。」

P3P は広い範囲でサポートされています。 Al Gore 合衆国副大統領は、 「私はこの、プライバシー保護のための重要な新しいツールを歓迎します」と語っています。 「個人が World Wide Web を使う上で、 P3P は個人情報をコントロールすることを可能にしてくれるでしょう。」

相互運用可能な基盤

W3C 会員組織とプライバシーの専門家を含む、 W3C P3P Syntax, Harmonization, and Protocol ワーキンググループによって開発された P3P 記述言語は、 国際商慣習および プライバシーガイドラインと連携しています。 P3PHTTP, Extensible Markup Language (XML), Resource Description Framework (RDF)といった、 既存の W3C の仕様をベースにしています。 将来のバージョンでは、 Digital Signature Initiative (DSig) などの新たな技術も採り入れてゆく予定です。

P3P に関する詳しい情報は <URL:http://www.w3.org/P3P/> をご覧下さい。


World Wide Web Consortium (W3C) について

World Wide Web Consortium (W3C) は、 米国マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、 日本の慶應義塾大学 SFC 研究所 (Keio-SFC) がホスト機関として共同運営に当たっています。 World Wide Web (WWW) 技術に関する情報の提供をはじめ、 作成された規格を実現する標準的コードの実装、 新技術を応用したさまざまなプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などに取り組んでいます。 現在260を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しています。

World Wide Web Consortiumに関するより詳しい情報は、 <URL:http://www.w3.org/> をご覧ください。

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