携帯機器向けコンテンツの作成・検索を支援する W3C mobileOK

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mobileOK コンテンツ対応自動検証ツールも公開

推薦状も併せてご覧下さい。

 

http://www.w3.org/ — 2007年11月13日 — World Wide Web Consortium (W3C) は本日、携帯機器向けコンテンツを作成、検索する新たな方法を提示します。W3C では、コンテンツが広範な携帯機器上でも閲覧できるよう、W3C mobileOK Checker 開発版の試用を Web コンテンツ製作者らに呼び掛けます。

W3C のモバイル Web イニシアティヴ (MWI) 活動責任者を務める Dominique Hazaël-Massieux は次のように説明しています。「携帯機器上でも閲覧できる Web サイトは、適切なツールさえ用意できれば、比較的容易に構築できます。今こそ、Web サイトを W3C mobileOK に対応させ、より多くの利用者が閲覧できるようにしましょう。」

Tim Berners-Lee は、本年11月14日に米国マサチューセッツ州ボストンにて開催される Mobile Internet World における "Escaping the Walled Garden: Growing the Mobile Web with Open Standards" 「通信事業者が管理する携帯電話コンテンツからの開放 〜 オープンな標準に基づくモバ イル Web の展開」と題した基調講演において、W3C が描くモバイル Web の未来像に mobileOK が如何に組み込まれるのかについて取り上げます。

コンテンツ製作者による Mobile Web Best Practices 準拠を支援する検証ツール

W3C mobileOK Checker は、W3C mobileOK Basic Tests 1.0 勧告候補において定義される試験内容に基づき検証します。試験内容自体は、W3Cモバイル Web イニシアティヴ活動の成果として公開された W3CMobile Web Best Practices 1.0 に基づいています。Mobile Web Best Practices では、コンテンツ制作コストを抑えつつ、モバイルでの閲覧しやすさの向上を図る方法が詳述されています。mobileOK Basic Tests を実装したツールであれば、コンテンツがモバイル対応であるかを自動的に検証できます。

広範に普及し、成功を収めている W3C 検証サービス群に、今回新たに W3C mobileOK Checker が追加されます。W3C では、W3C 標準化手続に従い、W3C mobileOK Checker 及び W3C mobileOK Basic Tests 1.0 に対するモバイル Web 専門家及びコミュニティによる広範な検証、査読を求めます。

検索エンジンによる検索を容易にする W3C mobileOK 準拠コンテンツ

コンテンツ製作者にとっても、利用者らにとっても有益となるよう、W3C mobileOK コンテンツ指針に準拠した Web サイトであれば、検索エンジンはモバイル環境向けにより特化した検索結果も提示できるようになります。また、本年11月13日に開催される Mobile Web Standards Seminar では、作業部会参加者らによる検索エンジンを前提とした検証ツールの開発方法について、Google, Inc. の Sean Owen 氏による講演も行われます。

業界大手による実装も進む本技術群へのご意見をお待ちしております

W3C mobileOK Basic Tests 1.0 及び W3C mobileOK Checker は、Afilias Limited、Akmin、欧州標準化消費者代表調整協議会 (ANEC)、AOL LLCAT&T、Bytemobile, Inc.、インド先端電算技術開発センター (CDAC)、Citigroup、Deutsche Telekom AG、韓國電子通信硏究院 (ETRI)、elmundo.es、ERICSSON、米国オンライン健全家族研究所 (FOSI)、France Telecom、米国金融サービス技術協会 (FSTC)、スペイン () 情報通信技術センター (Fundación CTIC)、スペイン () 国立視覚障害者協会 (Fundación ONCE)、Go Daddy.com、Google, Inc.、HiSoftware Inc.HP、Indus Net Technologies、Infraware, Inc.、ギリシア国立科学研究センター 情報通信研究所 (NCSR IIT)、国際 Web 管理者協議会 / HTML コンテンツ製作者組合 (IWA-HWG)、Microsoft Corporation、mTLD Top Level Domain Limited、NeoMtel、Nokia、Novarra, Inc.、株式会社 NTT ドコモ、Openwave Systems Inc.、Opera Software、Reuters、Samsung Electronics Co., Ltd.、Segala、Sevenval AGSK Telecom、Telecom Italia SpA、Telefónica、ヘルシンキ大学、Vishwak Solutions Pvt. Ltd.、Vodafone、Volantis Systems Ltd. をはじめとする、Mobile Best Practices 作業部会へ参加する W3C 会員組織、並びに、MWI 協賛会員組織により策定、開発されています。

World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C 事務局を世界各地に設置しています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご覧下さい。

本件お問合せ先:
日本、アジア (慶應義塾大学 SFC 研究所) — 平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81-466-49-1170
ヨーロッパ、アフリカ、中東 (ERCIM) — Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33 492 38 75 94 または +33 676 86 33 41
アメリカ、オーストラリア、その他 (MIT CSAIL) — Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613

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