W3C

XML Information Set の公開について (W3C 勧告)

XML 文書に共有語彙を導入する XML Infoset

問い合わせ先 (アメリカ) --
Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613
問い合わせ先 (ヨーロッパ) --
Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33.492.38.75.94
問い合わせ先 (アジア) --
竹内 佐衣子, <saeko@w3.org>, +81.466.49.1170

(also available in English and French)


http://www.w3.org/ -- 2001年10月25日 -- World Wide Web Consortium (W3C) は本日、 XML Information Set (XML Infoset)W3C 勧告として公開いたしました。XML Infoset は、各種 の仕様において、XML 文書内の情報を参照する必要がある場合に利用することが できる定義集を提供します。W3C 勧告であるということは、本仕様が安定 しており、Web の相互運用性の確保に貢献 し、また W3C 会員組織によって検討がなされ、産業、研究、学術の 各界からその採用が支持されたことを意味します。

XML 文書間における情報の共有

Extensible Markup Language (XML) は、情報の表現とその処理の分野で多くの人々、 組織により利用されるようになってきています。その結果、XML 文書内の情報について、その識別、記述を行いたいという要求が生まれました。 XML の交換、構文解析、処理、変換の際には、 文書内の「情報項目」(information item) が、ユーザやアプリケーションプログラムで必要となります。

W3CXML コアワーキンググループは、整形式の XML 文書を構成する各部分に関する情報を与える共通の定義の集合体を作成し、 今回この XML Infoset を勧告として公開いたしました。

XML 文書の情報を明確にする XML Infoset

整形式であり、XML 名前空間に適合しているすべての XML 文書は、information set を持っていることになります。 XML 文書の information set は、いくつかの情報項目から成ります。これらの項目は、 XML 文書を構成する要素や属性など各部分についての抽象的な記述です。 各情報項目は、それぞれ関連した名前を持つプロパティの集合を保持します。

XML Infoset は、XML 文書の構文解析や、ドキュメントオブジェクトモデル (DOM) などの API 機能の利用などの他の方法によって生成することができます。

XML 関連仕様に一貫性をもたらす XML Infoset

この1年に、XML アクティビティは、 多くの XML に関する勧告を策定しました。これらは、 XML をより強固で利便性の高いものにするもので、 代表的なものには、XML SchemaXML BaseXML Linking、 他にすでに確立された XSLT などの勧告があります。

XML 開発者は、これらの仕様をより密接に関連づけられるような、 概念と定義の集合を必要としていました。XML Infoset は、この役割を担うものです。 XML 関連仕様は、今後 XML Infoset 上の操作として、 その定義を行うことができるようになります。XML Infoset は、 既存または今後勧告となる、XML の基盤となる関連仕様について、 その定義、記述、または実装のさらなる相互運用性を確保します。 それにより、XML の相互運用性と拡張性をより良いものとし、XML 文書やデータを利用する世界をさらに広げていくことができます。

World Wide Web Consortium [W3C] について

W3C は、Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、 Web の可能性を最大限に引き出すべく設立されました。W3C は、 アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、 フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、及び日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際産業コンソーシアムです。 コンソーシアムにより提供されるサービスには、 開発者及び利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、 新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。 現在までに、510を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。詳しくは http://www.w3.org/ をご参照下さい。