Web の将来について議論すべく W3C 関係者が一堂に

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世界各国からの数100名規模の参加者らが意見交換し、活動内容を調整

 

http://www.w3.org/ — 2007年11月7日 — 次期 HTML 技術仕様の執筆者らは本日、米国マサチューセッツ州ケンブリッジを流れるチャールズ川河岸にて、セマンティック Web 開発者、セキュリティ専門家、Web アクセシビリティ支持者、報道関係者らと幅広く交流を深めます。Web の将来を方向付ける上で解決すべき争点が盛り込まれた総会日 Plenary Day へと参加すべく、世界中からお集まり頂いた400名を超える専門家らの皆様に W3C より深く御礼を申し上げます。Plenary Day は、ハイアット リージェンシー ケンブリッジ ホテルにて開催される W3C 技術者総会週間の要であり、前後には40もの部会会合が開催され、会場内外のあちらこちらで活発な意見交換が行われます。

本年度の Plenary Day では、拡大を続ける一般の開発者コミュニティと W3C との連携に関するパネルセッション、HTML5 と XHTML2 に関する課題の解決案、Web 上での動画の取扱い要件に関する W3C における将来展望といった議題の他、参加者に話題を提供したり、参加者を刺激し、議論の起爆剤となるような様々な技術的な話題を取り上げる5分程度の講演で構成されるライトニング トーク セッションも用意されます。

W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee による "Cracks and Mortar" 「亀裂とモルタル」と題する総会日最後を締め括る議題では、これまでの Web を振り返るとともに、Web における綻びと機会という2つの兆しの間に潜む隔たりについて掘り下げます。

報道関係者の皆様は特設説明会にて、W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee 及びプラチナ協賛会員組織様らとお会い頂けます。W3C では、本会議への寛大なるご支援を頂きました BEA Systems 様、Cisco 様、IBM 様、Nokia 様にそれぞれ感謝の意を表します。

World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C 事務局を世界各地に設置しています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご覧下さい。

本件お問合せ先:
日本、アジア (慶應義塾大学 SFC 研究所) — 平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81-466-49-1170
ヨーロッパ、アフリカ、中東 (ERCIM) — Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33 492 38 75 94 または +33 676 86 33 41
アメリカ、オーストラリア、その他 (MIT CSAIL) — Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613

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