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W3C および Voice Browser Working Group の活動について

http://www.w3.org/2006/Talks/0510-ka-overview-w3c-vb/

W3C Voice Browser ワーキンググループ担当
芦村和幸 <ashimura@w3.org>

本日の内容

Leading the Web to Its Full Potential...

... by developing protocols and guidelines that ensure long-term growth for the Web — W3C の使命

方針
Web interoperability: Web の相互運用性の確保
OneWeb: Web の分断を回避
役割
Vendor-neutral Open Forum: ベンダ中立でオープンな議論の場
Web 技術の標準化 [ W3C 勧告 ] (20061月現在 91 (旧版は除く))
目標
Web for Everyone: 誰もが使える Web
Web on Everything: どのようなものからでもアクセスできる Web
Knowledge Base: 人だけでなくコンピュータにも利用可能な情報源たる Web
Trust and Confidence: 信頼できる Web

W3C 会員と W3C Team

W3C Member (W3C 会員)
W3C における世界規模での Web 技術標準化に賛同する企業研究所大学政府機関NGONPOユーザ団体などの組織
2006117日現在 400 組織 (うち日本会員は 33 組織)
W3C Team (W3C スタッフ)
米国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL),仏に本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM),慶應義塾大学 (SFC 研究所) のいずれかのホストに所属
仕様策定に関わる技術的な作業を主導,監督する多くの専門家
運営やその補佐,あるいは広報やシステムサポート担当者
現在 67(うち慶應ホストには 12)
W3C Members and the Team

W3C Technology Stack

W3C Technology Stack

活動グループ一覧

(SVG Version)
W3C's Organizational Diagram, with WG dependencies

ワーキンググループでの活動

W3C's WG Structure Diagram
ワーキンググループ (WG)
具体的な技術仕様やガイドラインの策定を行う活動の最小単位
会員からの技術者と Team からの技術スタッフで構成
WG 議長は主に会員側参加者から選出
Team スタッフは Team Contact として議長を補佐
会員や Team 以外の専門家の招聘も可能 (Invited Expert)
構成人数は数名から数十名規模までさまざま
WG には世界中から技術者が参加
週に1, 2回の電話会議
2, 3ヶ月に1回の実際に顔を合わせる face-to-face (f2f) 会議
日常の議論や情報交換にはメーリングリストや IRC
情報の蓄積や共有,閲覧には Web
インタレストグループ (IG)
一般参加者も含めたメーリングリストや IRC での議論が主な目的のコミュニティ
定期的な電話会議や f2f が行われることはほとんどない

W3C Recommendation Track

W3C Recommendation Track

W3C Recommendation Track 詳細

W3C の仕様は以下の6つのステップを経て,勧告として公開される

公開草案初版 (First Public Working Draft)
当該の活動領域における仕様策定を W3C 内外に示すために最初に公開される草案で,W3C 特許方針に基づく特許請求除外期間が設定される
草案 (Working Draft)
FPWD から LCWD に至る過程で更新される草案で, LCWD CR, PR の段階で問題が生じた場合に差し戻されることもある
最終草案 (Last Call Working Draft)
一通り技術的な問題を解決して仕様が固まり WG 内で合意が得られた最終草案で,これ以降は技術的な変更は行われない
勧告候補 (Candidate Recommendation)
実装試験期間
勧告案 (Proposed Recommendation)
会員による投票期間
勧告 (Recommendation)
技術統括責任者 (Director) である Tim Berners-Lee の承認を経て勧告として公開される

W3C への会員参加について

W3C 会員種別
Full / Intermediate / Affiliate3種類
会員の権利に違いはなく,年会費のみ異なる
年会費額 (2006年1月以降に日本会員として登録した場合)
Full Member
総収入が年間 230億円 (23,000,000,000 JPY) かそれ以上の営利組織
会費年額: 730万円 (7,300,000 JPY)
Intermediate Member
総収入が年間 57億5000万円 (5,750,000,000 JPY) かそれ以上かつ 230億円 (23,000,000,000 JPY) 未満の営利組織
会費年額: 292万円 (2,920,000 JPY)
2005年4月から2008年中までの3年間だけの暫定措置で, この期間中に新たに20組織が Intermediate Member として会員登録すると, 正式に運用されることになる
Affiliate Member
非営利組織及び上記に当てはまらない組織 (営利組織を含む)
会費年額: 73万円 (730,000 JPY)
会員登録される組織の本部が置かれている場所を基準に3ホストのいずれかに登録
各会員組織は会員側代表者として Advisory Committee Representative (AC Rep) 1名を登録し, W3C と会員組織間の調整を行う
標準化作業に直接参加するには,さらに WG への参加登録が必要

特許に関する留意点

特許の取り扱いに関する各種規定

キーポイント

仕様規定に本質的な技術 (normative technology) は全て,W3C Recommendation として公開される時点において,W3C Royalty-Free lisence にもとづいて提供されなければならない.

W3C 慶應ホスト

Semantic Web (RDF, OWL, SPARQL)
XHTML / HTML
XForms
Scalable Vector Graphics (SVG)
Compound Document Formats (CDF)
Mobile Web Initiative (MWI)
Voice Browser
国際化 (I18N)
Quality Assurance (QA)
慶應義塾大学SFC大学院棟

音声ブラウザ

Web 技術と音声技術の統合により,世界中のあらゆる電話(音声端末)から音声 もしくは簡単なキー操作を用いて,さまざまなサービスにアクセスできるよう にする.

-- Voice Browser Working Group Charter より

web_and_voice

DFP: 次世代音声インタフェースフレームワーク

モジュール化により,アプリケーションの開発やメンテンスを容易に

DFP

音声インタフェースフレームワークを構成する
各種言語仕様

Presentation:

Flow:

Data: Included in SCXML

Voice Browser Working Group の活動

* W3C 最大のワーキンググループ

* 参加者: 87 人 (36 組織)

* 現在策定中の仕様: VoiceXML 2.1, V3, SISR, PLS, CCXML, SCXML

* 電話会議 / F2F会議

* WG 連絡用 ML (一般公開用 / WG 内部用)

Team Contact の業務
 –WG メンバによる仕様策定活動を支援

* WG 運営管理のための各種ドキュメント作成:

- Activity Statement (http://www.w3.org/Voice/Activity.html)
- Charter (http://www.w3.org/2004/11/voice-charter.html)
- 一般公開用 Web page (http://www.w3.org/Voice/)
- WG 内部用 Web Page(W3C 会員様限定)

* 各種ドキュメント公開 (W3C Recommendation など)

* WG の活動への参加: 電話会議, F2F 会議, ワークショップなど

* その他, WG 運営に関する業務全般

SSML の国際化対応

SSML ワークショップ (北京) : 2005.11.02 - 03

* SSML による音声合成の品質改善に必要な課題の洗い出し

 → 日本語や中国語など,言葉の意味に応じた韻律情報の使い分け

 → 課題の解決に必要となるマークアップ言語に対する拡張項目の整理

 → アジア各国および欧米の,音声合成を専門とする研究開発者が参加

* 議題および議事録:

  http://www.w3.org/2005/08/SSML/ssml-workshop-agenda.html

* 参加者リスト:

  http://www.w3.org/2005/08/SSML/ssml-workshop-participants.html

SSML ワークショップで明確化された課題

優先度1

* Word boundaries

* Denote languages and dialects

* Phonetic alphabets

優先度2

* Chinese names

* Special words

* Tones and tone sandhi

* Sentence structure

* Text with multiple languages

* mora/sec

* Ruby

優先度3

* diacritics

* Expand POS

* Expressive elements

* Background sound

* Syllable markup

今後の取り組み

SSML ワークショップで整理した課題の仕様化:

現状と予定:

W3C から 日本企業様へのお願い:
W3Cへの積極的なご参加

日本国内の標準を,タイムリーに国際標準に反映していくことが重要

例えば...

* 日本語音声合成には,ワークショップで明確化された課題のほとんどが該当

 → 日本語音声合成に関する様々なノウハウを,世界標準である SSML に反映

 → 日本の立場を積極的に世界にアピール

関連資料

イベント情報

52326:
WWW2006: 第15回国際 World Wide Web 会議
開催場所: スコットランド,エディンバラ
一般向けの Web に関する国際会議
W3C Track: Internationalizing Speech Synthesis
詳細: http://www2006.org
53031:
Internationalizing W3C's Speech Synthesis Markup Language Workshop II
開催場所: ギリシャ,クレタ島 (FORTH; W3Cギリシャオフィス)
(W3C ワークショップ一覧)

お問合せ先

World Wide Web Consortium: http://www.w3.org
W3C について: http://www.w3.org/Consortium/
初めて訪れる方は: http://www.w3.org/2002/03/new-to-w3c
本日のスライド:
http://www.w3.org/2006/Talks/0510-ka-overview-w3c-vb
お問い合わせ先 (ご質問や W3C への参加希望等):
慶應義塾大学 SFC 研究所 W3C
〒252-8520 神奈川県藤沢市遠藤 5322
電話: 0466-49-1170 Fax : 0466-49-1171
email: keio-contact@w3.org 担当: 平川,小野塚,芦村