国内初開催となる Web に関する国際会議 WWW2005 への参加について

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より深遠な理解への道標となる、Web 標準についての講演や実践に即した STAR セッション

 

http://www.w3.org/ — 2005年4月12日 — World Wide Web Consortium (W3C) は、本年5月10日 (火) から14日 (土) にかけて千葉県の幕張メッセにて開催される第14回国際 World Wide Web 会議 (WWW2005) において、W3C トラックの一部として初となる3つの STAR 特別セッションを実施します。慶應義塾大学主催にて開催される WWW2005 は、国際 World Wide Web 会議委員会 (IW3C2) によって実施される一連の国際会議の最新回として開催されます。本国際会議は W3C とは独立して運営されていますが、W3C 活動の最新動向を全面的に一般公開する重要な国際会議の1つとなっています。

STAR セッションでは、Web Services、国際化、Web アクセシビリティといった先端分野において、Web 標準を如何に実情に合わせて適用させれば良いかについて理解を進めます。これらのセッションは、上述のような先端分野において W3C 標準の策定や実際の運用に携わっている W3C の技術スタッフや W3C 会員組織からの技術者らによって進められます。W3C 技術を実装する上で必要となる情報を提示することが本セッションの狙いです。

W3C では最新の実践例に重点を置く STAR セッションに加え、モバイル Web、XML の将来、Semantic Web とプライバシの関係、といったテーマに関するパネルセッションなど、今後の標準策定や方向性に焦点を当てるセッションも行います。Web 開発者コミュニティとの意見交換を実現するオープンな議論の場を提供することがこれらのセッションの目的です。

WWW2005 Web サイトではオンライン参加登録が開始されており、本会議への参加パスの他、1日のみの参加パスも用意されています。査読付論文発表開発者向け演習講習会及び研究会を含む、全開催プログラムも公開されています。

World Wide Web Consortium [W3C] について

W3C は、Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、Web の可能性を最大限に引き出すべく設立されました。W3C は、アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及び日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際産業コンソーシアムです。コンソーシアムにより提供されるサービスには、開発者及び利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。現在までに、350を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご参照下さい。

 

お問合せ先 (日本、アジア)
平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81.466.49.1170
お問合せ先 (ヨーロッパ、アフリカ、中東)
Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33.492.38.75.94
お問合せ先 (アメリカ、オーストラリア、その他)
Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613

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