W3C

DOM Level 1 の公開について (W3C 勧告)

ダイナミックな Web ページや XML アプリケーション間の相互運用の実現

(also available in Dutch, English, French, German and Swedish)

Contact
Josef Dietl, <jdietl@w3.org>, +33 4.92.38.79.72
America --
Ian Jacobs, <jacobs@w3.org>, +1.212.684.1814
Europe --
Ned Mitchell, <ned@ala.com>, +33 1 43 22 79 56
Andrew Lloyd, <allo@ala.com>, +44 127 367 5100
Asia --
松原 祐三子, <matsubara@w3.org>, +81.466.49.1170

http://www.w3.org/ -- 1998年10月1日 -- World Wide Web Consortium (W3C) は本日、 Document Object Model Level 1 specificationW3C 勧告として公開いたしました。 この仕様は、文書やデータをプログラミング言語 (例えば JavaECMAScript) を通じて操作するための標準の API (Applications Programming Interface) についての、 業界間の合意を反映しています。 W3C 勧告は仕様が安定しており、Web の相互運用性に貢献し、 W3C 会員組織による投票の結果、 業界による採用が支持されたことを示しています。

Document Object Model (DOM) は、W3C DOM ワーキンググループで設計・開発されています。 この仕様は、 文書の内容、構造、およびスタイルをダイナミックにアクセス・更新するための、 プラットフォームおよび言語に依存しないインターフェイスの基礎を定義します。 DOM Level 1 では、 HTML および XML の文書やデータを表現するためのオブジェクトのセット、 オブジェクト群をどう組み合わせるかについてのモデル、 これらをアクセス・操作するためのインターフェイスの標準を提供しています。 DOM Level 1 の勧告は、 Web ページ作者が求める相互運用性を提供するだけでなく、 文書やデータを扱う HTMLXML 用ツールを拡張するための方法を統一します。」 (W3C DOM ワーキンググループ ChairSoftQuad, Inc.Lauren Wood 談)

W3C は、 文書のスタイルをアクセス・操作する能力を提供するといった、 より高レベルの Document Object Model について、 すでに議論を始めています。 W3C DOM Activity のリーダである Arnaud Le Hors は、 DOM Level 1 の勧告は我々の作業にとって大きな前進であり、 これを基盤として機能を拡張してゆくことを期待しています。」 と述べています。

W3C DOM ワーキンググループには、以下のような専門的知識を有する業界のキープレイヤー達が参加しています。

アーバーテキスト, IBM コーポレーション, iMALL Inc., インソ(株), JavaSoft, マイクロソフト・コーポレーション, ネットスケープ コミュニケーションズ, Novell, Inc., Object Management Group, Inc., SoftQuad, Inc., 米国 Sun Microsystems, Inc., Texcel Group

互換性のあるダイナミックな Web ページ

HTML 4.0 は、 文書中にスクリプトを埋め込む標準的な方法を提供していますが、 スクリプトを使って文書の内容や構造、スタイルを操作する方法については規定していません。 いくつかのベンダは、すでにそのための強力なメカニズムを提供していますが、 これらはソフトウェアパッケージ間の互換性が保証されていません。 DOM は、 ベンダの異なるツールやブラウザ間で、 変更を加えることなく動作するプログラムの作成を可能にする、 標準的な API を定義しています。

相互運用性のある XML 用ソフトウェアの実現

DOM は、 HTML のためだけに設計されたのではありません。 XML の持つ拡張性は、 DOM の価値をより高めます。 DOM の標準的なインターフェイスを用いることで、 言語およびプラットフォームに依存しない方法で、 カスタマイズされたタグセットを処理するソフトウェアの作成が可能になります。 また、標準的な API を利用することで、 再利用性の高いモジュールの開発が容易になります。

DOM に関するより詳しい情報は、 <http://www.w3.org/DOM/> をご覧ください。


World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、米国マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、日本の慶應義塾大学 SFC 研究所 (Keio-SFC) がホスト機関として共同運営に当たっています。 World Wide Web (WWW) 技術に関する情報の提供をはじめ、作成された規格を実現する標準的コードの実装、新技術を応用したさまざまなプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などに取り組んでいます。現在280を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しています。

World Wide Web Consortiumに関するより詳しい情報は、 <http://www.w3.org/> をご覧ください。