「アジアにおける Web の進展に対する業界中立な先導役を担うべく、1996年、慶應義塾大学に W3C を共同運営するホストが開設されました。この 10 周年という記念すべき日に、アジアにおいて Web が与えた多大なる影響と、先導役としての W3C の活動を振り返るとともに、これからの Web 発展に向けた将来展望を世界中の皆様と分かち合えることを楽しみにしています。」 — Tim Berners-Lee
W3C10 Asia – World Wide Web Consortium Tenth Anniversary in Asia は、1996年9月に日本の慶應義塾大学に開設された W3C アジアホスト設立 10 周年を記念する祝賀式典となります。本式典は、2006年11月28日(火)、東京台場のホテル日航東京にて挙行されます。W3C10 Asia では、一般の皆様も広くご参加頂けます。ご参加に際しましては、参加登録が必要です。一般の皆様のご参加に際しましては、参加登録と参加費のお支払いが必要になります。W3C 会員組織代表者様、報道関係者の皆様、ご講演者様、その他、W3C スタッフ等、関係者の皆様につきましては、ご招待させて頂きます。W3C10 Asia では、公開シンポジウムの他、報道関係者様向けの記者会見、祝賀レセプションで構成されます。本シンポジウムにおきましては、日本語と英語の同時通訳をご用意いたします。
終日開催となります公開シンポジウムでは、開催のご挨拶と祝辞に続き、アジアにおける Web を取り巻く様々な議論を取り上げる3部構成の公開討論を行います。
最後にこれらの議論を踏まえ、これからの Web 発展に向けた将来展望について、日本及びアジアを代表し、日本のインターネット研究の第一人者である、慶應義塾 常任理事を務める 村井 純 教授 と、Web の発明者であり、W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee との対談を通じて、本シンポジウムを総括します。
この歴史上一度しかない貴重な機会に相応しい最高の一日を世界中の皆様とともに 分かち合います。皆様お誘い合わせの上、奮ってご参加下さいますよう、心よりお待ち申し上げております。
シンポジウム終了後には、報道関係者様向けに記者会見を実施いたします。当日のご講演者様を含め、W3C スタッフを中心に皆様のご質問にお答えいたします。記者会見場へのご入場は、報道関係者登録を行って頂いた報道関係者様に限定させて頂きます。なお、記者会見では日本語と英語の逐次通訳をご用意いたします。
シンポジウム及び記者会見終了後、参加者の皆様全員を立食パーティにご招待いたします。W3C アジアホスト設立 10 周年という歴史の1ページを皆様とともにお祝いします。また、当日のご講演者様や W3C スタッフを始めとする W3C 関係者らと直接語らうことのできる、またとない機会となるでしょう。
本式典は、2年間にわたり世界を巡った W3C 設立 10 周年記念祝賀式典の最終章を飾ります。2004年12月1日にアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンにて開催されました、マサチューセッツ工科大学 (MIT) における W3C 設立 10 周年記念祝賀式典 W3C10 に始まり、2005年6月3日に地中海を望む南フランスはニース近郊の Sophia-Antipolis 研究学園都市にて開催されました、W3C 欧州ホスト開設 10 周年記念祝賀式典 W3C10 Europe を経て、満を持しての W3C10 Asia 開催となります。
World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めています。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C オフィスを世界各地に設置しています。
1994年10月、W3C は 「Web の可能性を最大限に導き出すために」 Web の発明者 Tim Berners-Lee によって、米国ボストンの当時のマサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT LCS) に設立されました。翌1995年4月にはフランスの国立情報処理自動化研究所 (INRIA) に欧州ホストを開設、さらに1996年9月には日本の慶應義塾大学にアジアホストを開設しました。現在、米国ホストは MIT LCS から、MIT 人工知能研究所 (AI Lab) との合併で誕生した MIT CSAIL に、欧州ホストは INRIA から、INRIA をはじめとする欧州の研究機関で構成される ERCIM にそれぞれ移管されています。
「W3C10 Asia は、Web 技術の開発、標準化、実装に携わる方々や、その恩恵を受ける方々が一堂に会し、これまでの Web の歴史の逸話や、発展著しい Web 技術がアジアのこれからを如何に方向付け得るのかといった将来展望を世界中の皆様と分かち合える、記念祝賀式典です。」 — Steve Bratt, W3C 最高執行責任者 (CEO)
W3C10 Asia の開催に際し、協賛組織の皆様からの多大なるご支援に対し、W3C 関係者一同、心より感謝いたします。
本シンポジウムに関する詳細につきましては、下記までご遠慮なくお問い合わせ下さい。
日本、アジア
平川 泰之
chibao@w3.org
電話: (+81) 0466-49-1170
ヨーロッパ、アフリカ、中東
Marie-Claire Forgue
mcf@w3.org
電話: +33 492 38 75 94
アメリカ、オーストラリア、その他
Ian Jacobs
ij@w3.org
電話: +1.718.260.9447