平川 泰之

W3C 2007425 (日本時間)
World Wide Web Consortium (W3C)

マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL)
欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)
慶應義塾大学 (SFC 研究所 W3C)
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W3C 南部アフリカ事務局 開設

急速な発展を遂げる経済圏の技術専門家らに Web 標準化活動への参加を呼び掛け

(also available in English and Français; see also translations in other languages)


http://www.w3.org/ — 2007424 — World Wide Web Consortium (W3C) は、W3C 南部アフリカ事務局を開設いたします。W3C では、本事務局を通じ、国際的な Web 標準の策定活動に、南部アフリカ地域の専門家らが積極的に参加されることを希求します。本事務局は、南アフリカ共和国 首都 プレトリアに位置する科学産業技術研究評議会 (CSIR) 所管のメラカ研究所に設置されます。

W3C では一般並びに報道関係者の皆様をお招きし、本年514日に W3C 南部アフリカ事務局 開設記念式典を挙行いたします。南部アフリカ地域において産業界及び学術界を先導する代表者らによる ICT 情報通信技術の進展状況に関する講演の他、W3C スタッフによる W3C 活動報告も行われます。本式典の講演者は次の通りです。

ご参加を希望される方は、参加登録ページから直接ご登録いただくか、Dikeledi Moche まで電子メール <dmoche@csir.co.za> またはお電話 +27 12 841 2110 にて、お名前、役職、組織名を直接ご連絡頂きますよう、よろしくお願い致します。

情報通信技術において発展著しい南部アフリカ地域

W3C 南部アフリカ事務局は、国連及び南部アフリカ関税同盟 (SACU)南部アフリカとして定義する地域を管轄します。これには、南アフリカ共和国の他、スワジランド、ナミビア、ボツワナ、レソトが含まれます。

南アフリカ共和国は、通信技術開発及びインターネット利用において全世界で20位以内に位置しています。インターネット及び携帯機器利用の堅実な伸びを考慮すれば、アフリカ大陸全土を視野に入れた拡大への布石として、多くの地元企業が南部アフリカ地域での磐石な経営基盤の確立を目指しているのも頷けます。それら企業の多くが、革新的な Web 技術の利用を通じてのみ、競合他社に対する強みと持続的な成長に対する保証が得られることに気付いています。そしてそれらは W3C が取組む標準化活動と密接に連携しています。

南部アフリカ地域で培われる情報通信技術分野における専門的知見と W3C との懸け橋となるメラカ研究所

メラカ研究所は、南アフリカ共和国 科学産業技術研究評議会 (CSIR) の一部門として、主に情報通信技術分野の研究開発に取組んでいます。CSIR は、1945年に南アフリカ共和国議会において制定された法律に基づき設立された、南アフリカ共和国政府所管の研究評議会です。メラカ研究所は、公共機関、私企業を問わず、様々な高等研究機関や専門研究機関との国際的な提携を行っています。

メラカ研究所が取組む主要な研究開発分野は、南部アフリカ地域やアフリカ大陸全土、あるいは開発途上地域が直面する開発課題に取組むアプリケーション分野を先導し、情報通信分野における技術革新を推進することです。障害を持つ人や年配の方でも利用しやすい情報通信技術に取組む National Accessibility Portal、必要最小限の提示で子供の自由な発想に委ねる教育 (MIE) を支援する Digital Doorway、ネットワークへの基本的なアクセス手段を提供する Wireless Africa、教育分野への情報通信技術の応用を推進する ICT in Education などの研究プロジェクトは、南部アフリカ地域における情報通信技術全般において、既に計り知れないほどの成果をもたらしています。

W3C 南部アフリカ事務局の選定に際し、CSIR を通じた南部アフリカ地域における様々な研究機関や産業界との提携関係に基づき、メラカ研究所が推進するこれらの取組みが考慮されたことは言うまでもありません。

W3C 事務局について

W3C は、Web の可能性を最大限に実現するための会員活動の一環として、W3C 活動の普及を推進する地域組織と協力しています。W3C 事務局は、各地域語による普及活動支援、W3C 活動地域の拡大促進、W3C 活動への国際的な参加奨励などを推進しています。W3C 事務局は、イギリス & アイルランド、イスラエル、イタリア、インド、オーストラリア、韓国、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、中国、ドイツ - オーストリア、南部アフリカ、ハンガリー、フィンランド、ベネルクス (ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)、香港、モロッコの各国各地域にそれぞれ設置されています。

World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C 事務局を世界各地に設置しています。詳しくは W3CWeb サイト http://www.w3.org/ をご覧下さい。

本件お問合せ先:
日本、アジア (慶應義塾大学 SFC 研究所 W3C) — 平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81-466-49-1170
ヨーロッパ、アフリカ、中東 (ERCIM) — Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33 4 92 38 75 94 または +33 6 76 86 33 41
アメリカ、オーストラリア、その他 (MIT CSAIL) — Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613