平川 泰之

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音声合成記述言語の国際化対応を拡大

音声アプリケーションにおける世界中の言語への対応強化を支援

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平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81-466-49-1170
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(also available in English and Français; see also translations in other languages)


http://www.w3.org/ — 200683 — World Wide Web Consortium (W3C) は本日、音声合成記述言語に関する第2W3C ワークショップを総括した報告書を公開いたします。世界中の音声技術専門家らが集った本ワークショップでは、音声合成記述言語 SSML 1.0 が対応する言語数の拡大に関する様々な発表や意見交換が行われました。

本報告書では、北京語、ヒンディ語、アラビア語、ロシア語、ヘブライ語の他、ヒンディ語以外にインドで話されている言語や、日本語や韓国語を含む、アジア圏で話されているその他の様々な言語など、世界中のより広範な言語によりきめ細かく対応できるよう、SSML 1.0 の更新に新たに着手する旨が明記されています。

本報告書はまた、昨年後半に中国、北京にて開催された音声合成言語に関する第1W3C ワークショップにおいて指摘された、多数のアジア言語に対して新たに寄せられた貴重な情報を増補するものとなっています。

本報告書の公開を受け、W3C では、世界中の研究者、技術者、開発者らに対し、音声合成記述言語の更新に向けた策定活動への参加を呼び掛けます。

十分な対応が行われていない言語による Web 利用の増大と Web 上での普及が進む音声アプリケーション

今後3年以内に、中国やインドで話されている言語族を含む、アジア、中東、東欧を始めとする地域で話されている言語など、Web 利用においてこれまで十分に考慮されてこなかった言語を用いた Web コンテンツの著しい増加が見込まれています。

これらの言語が話されている地域の多くでは、デスクトップコンピュータからよりも、携帯電話を通じた Web 利用の方が容易かつ普及しています。インターネットが利用可能な PC10倍以上もの携帯電話が世界中で利用されています。

SSML の更新により、世界中のほとんど隅々にまで情報配信などが可能になり、携帯電話やデスクトップコンピュータ、あるいはその他の機器を通じ、世界中で合成された音声を利用する機会が増大するでしょう。

対応言語の拡大が不可欠な技術標準

本ワークショップ参加者らは、SSML 標準の拡張を支持する、という結論に至りました。

本ワークショップ参加者らはまた、音調、音節単位での強勢やアクセント、あるいは音の長さなど、口語の特徴を表現する機能を機械処理可能な方法で標準へ追加する必要性に言及しています。幾つかの言語では、これらの属性が言葉の意味を決定付ける場合もあります。

今後は、世界中のより多くの言語をこれまで以上に適切に取り扱えるよう、SSML の機能をを大幅に拡張できる幾つかの基本的な機構について検討を進めます。

新規及び既存の W3C 会員組織に対し、本活動への参加を呼び掛けます

本ワークショップの報告に基づき、W3C では SSML の機能強化及び機能拡張を進めます。特に母語として日本語、中国語、韓国語、ロシア語、あるいはインドで話されている言語に関わる関係組織の皆様に対し、W3C 及び W3C Voice Browser アクティビティへのご参加をお待ちしております。

World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C オフィスを世界各地に設置しています。詳しくは W3CWeb サイト http://www.w3.org/ をご参照下さい。