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World Wide Web ConsortiumWireless Application Protocol Forum が正式な協調関係を確立

モバイル環境のための Web 標準作成のため協力

W3C 問い合わせ先 --
アメリカ: Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884
ヨーロッパ: Josef Dietl, <jdietl@w3.org>, +33.4.92.38.79.72
アジア: 渡辺 裕子 (Yuko Watanabe), <yuko@w3.org>, +81.466.49.1170
WAP Forum 問い合わせ先 --
Luisa Handem; WAP Forum Office <Luisahandem@msn.com>, +1.972.506.9687
David Nieland, Group Manager <dnieland@bsmg.com>, +1.972.830.2663

(also available in English)


http://www.w3.org/ -- 1999 年 12 月 8 日 -- World Wide Web Consortium (W3C)Wireless Application Protocol (WAP) Forum (http://www.wapforum.org) は本日、無線デバイスの WWW 利用をサポートする次世代の Web 標準を定義するために、 正式な協調関係を確立したことを公開します。 WAP ForumW3C は、 XML ベースの次世代 Web 標準作成のためのプロセスを提供し、 試験と実装のプロセスを定義し、 またその標準が業界に広く受け入れられるよう促進するための協力を行なっています。

W3C は、 総合的なコミュニケーションメディアとしての Web のスケーラビリティ、安定性、可能性を補強し拡張する、 オープンで相互運用性の高い標準を開発しています。 WAP は、 デジタル携帯電話、ページャ、 PDA、 その他の無線端末上で、 インターネット通信およびより進んだ電話サービスを提供するための業界標準規格です。 WAP ForumW3C の協力により、特に WAPWireless Markup Language (WML) の仕様と、 次世代の Web 用マークアップ言語である W3CXHTML との整合をはかることによって、無線デバイスは Web の総合的な情報空間を参照することが可能となるでしょう。

今週オーストラリアのシドニーで、 WAP Forum のメンバーミーティングと同時に両組織の調整会議が開催されました。 WAP/W3C の調整委員会は WAP ForumW3C の標準の一貫性を維持し、可能な限り共通の標準を促進し、 また両組織のワーキンググループ間の協力を可能とするため、定期的に開催されます。 XHTML に関する共同作業以外にも、 Synchronized Multimedia Integration Language (SMIL) との互換性、 プライバシ保護や認証の 向上、 W3CRDF メタデータ技術に基づいたデバイス情報交換のためのシステムである CC/PP などが作業項目として挙げられています。 また両組織は 2000 年 2 月にフランスの Sophia-Antipolis で、 位置情報に依存した情報サービスに関するワークショップの開催を予定しています。

WAP ForumW3C は、 互いにモバイル環境における Web 情報へのアクセスに対する技術的課題に取り組もうとしています。 WAP ForumW3C は、 XML アプリケーションの開発、 ベクター形式の画像やスタイルシートを用いたコンテンツの適応などについて、 協調して作業を行ないます。 両グループはモバイルの要求に対して異なる解決法を開発するのではなく、 共通の解決法を見い出すための努力をしています。

W3CWeb を総合的な空間だと考えていますので、 デバイス独立性は重要な部分です。 デジタル携帯電話やその他の携帯デバイスのニーズを認識し、それらに対する考慮を Web 標準の開発に取り込んでゆくことは、 Web の成功のために欠かすことができません」と W3C ディレクターである Tim Berners-Lee は言いました。 「WAP Forum との協力関係は、携帯デバイスと Web のシームレスな結合を進めるでしょう」

W3C との協力関係は、 WAP と将来のインターネットを結びつけるための鍵となるでしょう」と WAP Forumboard chairman である Greg Williams は言いました。 「WAP ForumW3C の組織としての目標は異なっていますが、 私達はグローバルな情報空間の未来のため共通の目的を持っているので、 両組織の標準が不必要に食い違ってしまうことは避けたいと思っています」


World Wide Web Consortium (W3C) について

World Wide Web Consortium (W3C) は、 Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、 Web がその最大限の可能性を発揮できるよう導くために設立されました。 W3C はアメリカ合衆国にあるマサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、 フランスの国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、 および日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際的な産業コンソーシアムです。 コンソーシアムにより提供されるサービスとしては、 開発者および利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、作成された規格を具体化し奨励する標準的コードの実装、 新技術を応用したさまざまなプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などがあります。 現在までに 370 を超える組織がコンソーシアムの会員として参加しています。

World Wide Web Consortium について詳しくは、 http://www.w3.org/ をご覧ください。

WAP Forum について

WAP Forum は、デジタル携帯電話などの無線端末に対する、 情報と電話サービスを提供するためのデファクト標準を開発している業界団体です。 世界市場における携帯端末メーカの 95% が、 WAP 対応デバイスの発売を表明しています。 世界中の1億人以上の契約者を持つキャリアが WAP に参加しており、2000 年末までに数千万台の WAP ブラウザを搭載した製品を出荷する予定です。 WAP Forum への参加は、すべての業界に対して開かれています。 WAP Forum およびそのメンバーについての詳しい情報は、 Web サイト http://www.wapforum.org を参照して下さい。 この Web サイトから、 WAP バージョン 1.1 をダウンロードすることも可能です。