中国における Web 標準に焦点を当てる W3C 公開講座を北京にて開催

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Web に関する国際会議 WWW2008 にて Web に関わる皆様による議論を歓迎

 

http://www.w3.org/ — 2008年3月18日 — World Wide Web Consortium (W3C) は、中国 北京にて開催される WWW2008 において、Web において早急な解決が求められる問題点について、参加者の皆様とともに議論する W3C 公開講座を開催いたします。本年4月23-24日の2日間に開催される本公開講座全編にわたり、W3C 会員組織、及び、W3C 技術スタッフの代表者らによる 20 を超える講演と議論が展開されます。この他、同4月23日(水) には、Web の発明者であり、W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee による記者会見が北京国际会议中心にて行われるとともに、同4月24日(木) には、同じく Tim Berners-Lee による「Web アプリケーションのこれから」"The Future of Web Applications" と題した WWW2008 基調講演も行われます。詳しくは W3C 公開講座のページをご覧下さい。

本公開講座では、地域毎の要求にも適う国際標準の策定という W3C の使命を反映し、中国におけるインターネット利用に関する次のような様々な討論が行われます。

The Web on the Move — 移動を伴う Web 利用
  • News from W3C's Mobile Web Initiative — W3C モバイル Web イニシアティヴ (MWI) 最新動向
  • Mobile Web in Rural China — 中国農村部における携帯機器からの Web 利用
  • Geolocation in the Mobile Web — 携帯機器からの Web 利用と位置情報
  • Making a Web Site Accessible Both for Mobile Devices and for People with Disabilities — 障害を持つ人にも携帯機器にも優しい Web サイトの構築
Open Your Data! — Web 上にデータを公開しよう !
  • Linking Open Data — 公開されたデータのリンク
  • Managing Online Video (or Multimedia) Content with the Semantic Web — セマンティック Web を用いた動画やマルチメディアコンテンツの管理
  • Semantic Web Development in China — 中国におけるセマンティック Web の研究開発
An International Web — 国際化された Web
  • What you Need to Know to Reach a Chinese Audience? — 中国の方々に伝えるために知っておきたいこと
  • International Domain Names — 国際化ドメイン名
  • Internationalizing Speech Synthesis — 音声合成の国際化対応
  • Localization and Internationalization of Layout on the Web — Web 上での組版における国際化と地域化
  • A World of Stakeholders: Lessons from Global Outreach — 無数の利害関係者: 国際的な普及活動からの教訓
  • Adopting International Standards Locally: The Importance of Harmonization — 国際標準の特定地域への適用: 連携の重要性
Integrating the Web in Society — 社会への Web の融合
  • Web Usage in China — 中国における Web 利用
  • Improving Access to Government through Better Use of the Web — Web を活用した行政サービスの利用改善
  • Powder your data with trust — 信頼性でデータを魅力的に
  • Suffer a Sea-Change: Human Implications of Browsing the Web Securely — 急激な社会変化への対峙: 安全な Web 利用と人々への影響
  • Designing the Web for All of Society — あらゆる社会に融合する Web の設計
What's Hot in Web Content — 注目を集める Web コンテンツ技術
  • HTML 5, the future of Web Content — Web コンテンツのこれからを担う HTML 5
  • Accessibility for rich Web applications — 高機能な Web アプリケーションに求められるアクセシビリティ
  • Wicked Wide Web: Integrating Documents and Devices — 巧妙な Web: 文書と機器の統合
  • Video on the Web — Web 上での動画利用
  • Widgets - they look great, but what are the risks? — ウィジェットの効果と危険性

World Wide Web Consortium [W3C] について

World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 400 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C 事務局を世界各地に設置しています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご覧下さい。

本件お問合せ先:
日本、アジア (慶應義塾大学 SFC 研究所) — 平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81-466-49-1170
ヨーロッパ、アフリカ、中東 (ERCIM) — Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33 492 38 75 94 または +33 676 86 33 41
アメリカ、オーストラリア、その他 (MIT CSAIL) — Ian Jacobs, <ij@w3.org>, +1.718.260.9447 または +1.617.253.2613

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