2008年3月12日 (日本時間)
World Wide Web Consortium (W3C)
マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所
欧州情報処理数学研究コンソーシアム
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http://www.w3.org/ — 2008年3月11日 — World Wide Web Consortium (W3C) は、全ての人が Web を利用できることを保障すべく、2008年6月2-3日の2日間にわたり、ブラジル連邦共和国 サンパウロにて開催される社会的発展を促進する携帯機器技術の役割に関する W3C 研究会 "Workshop on the Role of Mobile Technologies in Fostering Social Development" への皆様のご参加を心よりお待ちしております。本研究会は、経済が発展途上にある地域で、携帯電話を通じた電子的なサービスの提供における課題を把握することを目的に開催されます。
W3C においてモバイル Web イニシアティヴ (MWI) を担当する Stéphane Boyera は次のように述べています。「我々は開発途上国における携帯電話利用の稀に見る急増を目撃しています。農村地域では、デスクトップ PC よりも携帯電話の方が遥かに入手し易くなっています。本研究会では、日常生活を向上させる電子的サービスの提供において、多様な携帯機器技術を活用できる可能性について調査します。特に、社会的発展の促進において Web 技術がどのように決定的な役割を果たし得るかについて議論することを予定しています。」
W3C では本研究会を、社会的弱者でも利用可能なサービス運用における課題、特定の要件や期待される成果などについて理解を深めるために、携帯及び Web 技術者、非政府組織専門家、電子政府関係者らが一堂に会する学際的な公開討論の場にしたいと考えています。本研究会へのご参加方法は研究会ページに記載されています。W3C ではまた、本研究会を共催する、ブラジルネットワーク情報センター (NIC.br)、ブラジルインターネット運営委員会 (CGI.br)、CONIP 研究所の3組織に対し、感謝の意を表します。本研究会は、Digital World Forum プロジェクトに基づき、欧州連合による第7次研究枠組み計画 (FP7) からの資金援助を受けて開催されます。
世界を大きく変貌させた Web やインターネットといった情報技術はまた、社会的弱者や農村地域における持続的な発展においても絶好の機会を提供します。インド漁師の携帯活用術といった記事のように、過去2年間における成功事例からも、携帯機器技術を介した日常生活の向上における実用的な方法が例示されています。しかし、幾つかの実証目的のサービス開発と、大規模かつ重要なサービスの利用可能性との間には、未だに隔たりが存在しています。
このような状況下において、発展途上地域における近年の携帯電話契約数の激増により、絶好の機会が生じています。GSMA 2006年次報告、及び、ITU 2007年次報告によれば、2007年末時点で約27億人が携帯電話を利用し、全世界人口の 80% が GSM 携帯電話網を利用可能となっています。これらの数値は、農村地域での行政、商取引、教育、健康管理といったサービス基盤としての携帯電話利用の可能性を如実に示しています。
W3C では、全ての利害関係者の皆様に対し、本研究会へのご協賛をご案内申し上げます。3種類のご協賛パッケージにより、特定の専門知識を持つにも関わらず、旅費やその他の資金的理由で参加が困難な個人や組織からの参加を支援します。
本公開研究会は、移動時における Web 利用に関する問題点や課題を把握、解決することを目的とした W3C のモバイル Web イニシアティヴ (MWI) 活動の一環として開催されます。
World Wide Web Consortium (W3C) は、会員組織、専任スタッフ、そして一般の皆様が一丸となって Web 標準の策定に取組む国際的なコンソーシアムです。W3C は、Web の長期的な発展を保証すべく設計された Web 標準や指針の策定を通じ、その使命の遂行に努めます。現在までに 440 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。W3C は、日本の慶應義塾大学、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及びアメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL) の各ホスト機関により共同運営されています。加えて各国地域における普及推進拠点となる W3C 事務局を世界各地に設置しています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご覧下さい。