W3C 欧州ホスト開設 10 周年記念祝賀式典 開催

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http://www.w3.org/ — 2005年5月26日 — World Wide Web Consortium (W3C) は、2005年6月3日 (金)、南フランスに位置する Sophia Antipolis リサーチパークの経営管理応用研究教育センター (CERAM) にて、W3C 欧州ホスト開設 10 周年記念祝賀式典を開催いたします。

W3C 設立 10 周年記念祝賀式典 第 2 幕となる W3C10 Europe

午後から開始される記念祝賀式典 W3C10 Europe では、Web の発展だけでなく、欧州統一における一原動力としての Web の役割や、欧州市民の日々の生活における Web の役割を方向付ける政策など、幅広いテーマが取り上げられます。本式典は、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT) への W3C 設立 10 周年を記念して昨年12月に開催された W3C 設立 10 周年記念祝賀式典 W3C10 に続く式典となります。本式典への参加は、W3C 会員、来賓、事前登録済の報道関係者に限定されますが、講演内容は一般にも公開されます。

Tim Berners-Lee を始め、W3C 会員や欧州の Web コミュニティからの著名人らによって構成される講演者

Sophia Antipolis リサーチパーク創設者で、フランス Alpes-Maritimes 県の上院議員 Pierre Laffitte による開会の挨拶で式典は幕を開けます。続いて、欧州委員会 情報社会総局 ネットワーク通信技術局 信頼と安全に関する情報通信技術部 部長 Jacques Bus と、フランス産業省代表者よりそれぞれ、欧州における W3C の重要性について、式辞を頂戴します。

司会進行と最初のセッションのモデレータは W3C 副議長の Daniel Dardailler が務めます。本セッションでは、Web の発明者で W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee が、欧州共同原子核研究機関 (CERN) 勤務時代の同僚である Robert Cailliau と再会し、CERN で Web が如何に誕生したかについて、当時の話や私見を交えて紹介します。Tim はまた、Web 標準の重要性を強調するとともに、欧州の産業研究分野における現在の取組みに焦点を当てた基調講演も行います。

続いて、ILOG の最高製品責任者を務める Jean-François Abramatic とフランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA) の最高執行責任者を務める Gilles Kahn をそれぞれモデレータとして、"The Web as Unifying Force in Europe" (欧州統一の一原動力たる Web) 及び "Policies Shaping the Web in Europe" (欧州における Web の方向性を定める政策) の 2 つのテーマについてパネルセッションが行われます。

この他、Daniel Appelquist (Vodafone)、Peter Brown (欧州議会)、Isabelle Falque-Pierrotin (Member of the French Council of State and Chairman of the Internet Rights Forum)、Richard Ishida (W3C 国際化アクティビティリード)、Keith Jeffery (欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM) 理事長)、Eric Velleman (Bartimeus) らがパネラーとして参加します。

講演者の詳細につきましては W3C10 Europe 講演者一覧ページにてご確認下さい。

開催概要、お問合せ先

開催日時:
2005年6月3日 (金) 13:00 〜 18:30 (12:00 受付開始)
開催場所:
CERAM, 60 rue Dostoïevski, Sophia Antipolis, France

参加を希望される報道関係者の方は事前登録をお済ませ下さい。詳細につきましては、W3C 欧州広報担当 Marie-Claire Forgue (w3t-pr@w3.org) までお問合せ下さい。

World Wide Web Consortium [W3C] について

W3C は、Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、Web の可能性を最大限に導き出すべく設立されました。W3C は、アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及び日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際産業コンソーシアムです。コンソーシアムにより提供されるサービスには、開発者及び利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。現在までに、360 を超える組織がコンソーシアムの会員となっています。詳しくは W3C の Web サイト http://www.w3.org/ をご参照下さい。

 

 
お問合せ先 (日本、アジア)
平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81.466.49.1170
お問合せ先 (ヨーロッパ、アフリカ、中東)
Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33.492.38.75.94 または +33.676.86.33.41
お問合せ先 (アメリカ、オーストラリア、その他)
Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884
 

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