W3C

World Wide Web Consortium スペイン Office 開設

スペイン語圏における W3C 普及活動を強化

お問い合わせ先 (アメリカ、オーストラリア)
Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613
お問い合わせ先 (ヨーロッパ、アフリカ、中東)
Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33.492.38.75.94
お問い合わせ先 (アジア)
平川 泰之, <chibao@w3.org>, +81.466.49.1170

(also available in English / 英語, Français / フランス語, and Castellano / スペイン語)


http://www.w3.org/ — 2003年10月20日 — World Wide Web Consortium (W3C) は本日、スペイン、オヴィエドに位置する Fundación para el Fomento en Asturias de la Investigación Científica Aplicada y la Tecnología (FICYT) に W3C スペイン Office を開設いたしました。本 Office はスペイン国内における普及活動を本務とするだけでなく、世界中のスペイン語圏との活発な繋がりをもつ最初の W3C Office でもあります。W3C スペイン Office は、ベネルクス (ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)、フィンランド、ドイツ - オーストリア、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、スウェーデン、イギリス & アイルランドの各地域に設置されている W3C Office と共に、W3C 欧州 Office の一翼を担うことになります。

本日執り行われる開設式典には、Daniel Dardailler W3C 欧州副議長の他、Luis Iturrioz-Viñuela FICYT 総裁が出席します。

公開イベントとなる開設式典では、W3C スタッフ他による講演が行われます。

新たな成長を見せるスペインの IT 産業

現在、スペインの IT 分野は著しい成長を遂げています。情報社会の進展に呼応するように、94%にも及ぶ学校と全世帯の31%にインターネットに直接アクセスできる環境が整備され、人口の65%が携帯電話を利用しています。また、全世帯の18%にはブロードバンド環境が導入され、欧州第2位の普及率を誇っています。スペイン科学技術省によれば、産業発展の傾向として、情報通信技術分野 (ICT) における支出額は1995年から2001年までの間に50%も成長し、1995年当時は国内総生産 (GDP) の3.7%にしか満たなかった割合が、2001年時点では5.1%を占めるまでに至っています。

スペイン政府は先頃、España.es 計画も開始しました。本計画は、行政、教育、そして中小企業における Web 利用改善を目的としています。España.es は地域連携、情報公開、Web 向けの新たなコンテンツ開発、一般の Web 利用促進に向けた通信戦略に焦点を絞って評価されます。España.es 計画には、2004年度から2005年度にかけて100万€を超える資本投資が見込まれています。

欧州において重要な位置を占めるスペイン経済とは対照的に、最近までスペインからはたった3組織しか W3C に参加していませんでした。しかしながら、この状況は急速に変化しつつあります。W3C スペイン Office は既に9組織もの新会員を集め、スペイン語圏からの代表権を拡大しました。新たな Office 開設によって、重要な地域における W3C の普及拡大と、スペイン産学界における活動成果が W3C に反映されることを期待しています。

スペインそして中南米に向けた W3C の普及活動と連絡役を担う FICYT

FICYT は自己資金だけでなく、公私を問わず企業からの委託契約にも基づき、情報技術分野での応用研究とその普及を行う組織で、重要な研究開発分野における業界との協調を目的とする非営利機関です。FICYT は次のような活動を行っています。

加えて、FICYT は中南米との重要な連携網も構築しています。W3C スペイン Office は今後、中南米に向けた情報提供、スペイン語への翻訳の奨励や調整、報道関係者との関係構築などを通して、中南米コミュニティとの協調を支援することになります。

FICYT はベンダ中立な W3C 会員であるだけでなく、Web の発展に対し、W3C と共通の目標を掲げ、また組織として幅広い連繋を持つなど、W3C Office としての条件を十分に満たしています。

W3C Office について

W3C は、Web の可能性を最大限に実現するための会員活動の一環として、W3C 活動の普及を推進する地域組織と提携しています。W3C Office は、各地域語による普及活動支援、W3C 活動地域の拡大促進、W3C 活動への国際的な参加奨励などを推進しています。W3C Office は現在、オーストラリア、ベネルクス (ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)、フィンランド、ドイツ - オーストリア、ギリシャ、香港、ハンガリー、イスラエル、イタリア、韓国、モロッコ、スペイン、スウェーデン、イギリス & アイルランドの14箇所に設置されています。

World Wide Web Consortium [W3C] について

W3C は、Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、Web の可能性を最大限に引き出すべく設立されました。W3C は、アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学人工知能研究所 (MIT CSAIL)、フランスに本部を置く欧州情報処理数学研究コンソーシアム (ERCIM)、及び日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際産業コンソーシアムです。コンソーシアムにより提供されるサービスには、開発者及び利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。現在までに、400近い組織がコンソーシアムの会員となっています。詳しくは http://www.w3.org/ をご参照下さい。