W3C

XML 適合性試験スイートの発表について

W3C/NIST/OASIS の協力が高める XML の適合性

問い合わせ先 (アメリカ) --
Janet Daly, <janet@w3.org>, +1.617.253.5884 または +1.617.253.2613
問い合わせ先 (ヨーロッパ) --
Marie-Claire Forgue, <mcf@w3.org>, +33.492.38.75.94
問い合わせ先 (アジア) --
竹内 佐衣子, <saeko@w3.org>, +81.466.49.1170

(also available in English and French)


http://www.w3.org/ -- 2002年6月12日 -- World Wide Web Consortium (W3C) は、本日 XML 1.0 (第2版) W3C 適合性試験スイートを公開いたしました。 NIST と共同開発された本試験スイートは、開発者に対し XML プロセッサの W3CXML 1.0 (第2版) 勧告への適合性を試験することを可能にします。

W3C/NIST/OASIS の協力が生み出した成果

XML 1.0 W3C 適合性試験スイートの開発は NIST との協力により行われ、以前は OASIS により主催されていました。 試験スイートは2,000以上の試験ファイルを含み、XML 1.0 (第2版) 勧告との適合性を判定するための尺度を提供します。W3C XML Core ワーキンググループOASISXML 適合性技術委員会はそれぞれテストケースを提供しました。W3CW3CNIST、そして OASIS の協力がこの試みに与えた価値を評価しています。

XMLW3C で共に開発に携わった多くの人々による長年の努力の結果です。」と、W3C XML アクティビティリードである Liam Quin は述べています。「その協力の精神と専門知識が今、開発者達に現在の XML 1.0勧告に適合する大規模な XML 試験スイートを提供します。」

XML コミュニティに支持された試験スイート

本試験スイートは XML コミュニティとソフトウェアベンダーの支持を受けています。 「我々が1999年に最初のバージョンを発表して以来、XML 開発者のコミュニティは XML 試験スイートを頻繁に使用するようになっています。」 と、NIST のソフトウェア診断と適合性試験部門の主任である Mark Skall は説明しています。 「我々が個人開発者と企業の双方から受け取ったフィードバックによっても、 効果的な試験スイートが適合性のあるアプリケーションを動作させ、 相互運用性を高めることは明確です。試験スイートを使用した結果、 製品化されるソフトウェアの品質が飛躍的に向上します。」

OASIS が主催している間にも、試験スイートはすでに XML プロセッサ間の相互運用性の向上を助けていました。「XML 適合性試験スイートは異なる組織間の協力がうまく作用し得るという証拠です。」と、 OASIS のテクニカルオペレーションディレクターである Karl Best は付け加えています。「我々は OASIS のメンバーによって成された XML プロセッサ間の相互運用性を高めるための貢献を誇りに思うとともに、 この重要な作業が W3C で進歩したことを目にして満足しています。」

W3C はコミュニティに対し、 現在も進行中の試験スイート開発に参加することを奨励しています。 本試験スイートに関する公開メーリングリストの情報は試験スイートのホームページに用意されています。

W3C 仕様をより堅固にする QA アクティビティ

XML 適合性試験スイートは、Web の相互運用性を高めるために W3C QA アクティビティが推奨する最新の成果物です。QA アクティビティは他の W3C ワーキンググループが各種の試験スイートや検証ツール (それぞれ QA Matrix にリストアップされています) を開発する際の支援をし、 W3C 仕様の品質向上に努めています。本 XML 適合性試験スイートはすべての開発者が無料でダウンロードして使用することができます。

World Wide Web Consortium [W3C] について

W3C は、Web の発展と相互運用性を確保するための共通のプロトコルを開発することにより、 Web の可能性を最大限に引き出すべく設立されました。W3C は、 アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学計算機科学研究所 (MIT/LCS)、フランス国立情報処理自動化研究所 (INRIA)、及び日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営にあたっている国際産業コンソーシアムです。 コンソーシアムにより提供されるサービスには、 開発者及び利用者のための World Wide Web に関する豊富な情報、 新技術を応用した様々なプロトタイプやサンプルアプリケーションの開発などが挙げられます。 現在までに、500近くの組織がコンソーシアムの会員となっています。詳しくは http://www.w3.org/ をご参照下さい。