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HTML5 Japanese Interest Group 憲章

HTML5 Japanese Interest GroupHTML Activity のひとつです。このグループの ミッション は、HTML5 仕様 および HTML5 関連仕様について、集中的な議論を日本語で行うことにあります。グループはこの活動を通じて、HTML5 仕様へのコメントや質問を集うこと、日本固有のユースケースについて情報を収集すること、また HTML Working Group をはじめとする各グループ、W3C 会員、関連コミュニティに対し活動内容を報告することを行います。

HTML5 Japanese Interest Group に参加する

活動終了日
(End Date)
2010年12月31日
機密性
(Confidentiality)
公開活動 になります
議長
(Initial Chair)
矢倉 眞隆 (株式会社 ミツエーリンクス)
W3C Team 担当者
(Initial Team Contacts)
一色 正男 (W3C/慶應) FTE %: 10
芦村 和幸 (W3C/慶應) FTE %: 10
Michael(tm) Smith (W3C/慶應) FTE %: 10
ミーティング
(Usual Meeting Schedule)
電話会議: 必要に応じて
Face-to-face: 必要に応じて

活動内容

HTML5 Japanese Interest Group の活動は、HTML5 仕様 に関する集中的な議論を、日本語でに行うことが中心になります。

この活動は、W3C で行われている HTML5 関連の活動により深く関わるために何ができるかを、日本の W3C 会員と協議したなかで生まれたものです。次のような現状認識をふまえ、最終的にこの新しい Interest Group の設立に至りました。

グループは HTML5 だけではなく、HTML5 に関連する仕様についても議論することが考えられます。いくつか具体的な仕様を挙げますが、これらの仕様に限定されるわけではありません。

他にも、Device APIs and Policy Working Group の策定する仕様も議論の対象として考えられます。

HTML5 仕様やその関連仕様の検証を行うことに加え、グループはこれらの仕様に対するコメントや質問を集めること、定義される技術について日本固有のユースケースを調べることも考えています。活動は HTML Working Group をはじめ Web Applications Working Group, Geolocation Working Group, Device APIs and Policy Working Group などの他 Working Group、および W3C 会員やコミュニティに対し報告することが望まれています。

HTML5 Japanese Interest Group の活動は、HTML5 および関連仕様について日本の W3C 会員やコミュニティと活発な議論をどれだけ生産的に行えたか、またグループが HTML5 と関連仕様の策定・実装・日本での展開に貢献するような文書の作成を、どれだけ効果的に行えたかによって評価されます。

成果物の作成と公開

HTML5 Japanese Interest Group は、勧告を目的とした仕様の策定・公開を行う事はありません。しかし、グループは HTML5 や関連技術について、次のような事柄をまとめた Interest Group Note を公開することがあります。

また、テストケースやエラーレポートなど、非規範的な文書を公開する事も考えられます。これらの文書は テストケースの寄与に関するポリシー に則り、関連する Working Group と共同で作成されるでしょう。

HTML5 Japanese IG はその活動期間やグループの関心、リソースを勘案したうえで成果物を作成します。グループの活動や、成果物のマイルストーンに関する情報は HTML5 Japanese Interest Group のページ にて公開されます。

他グループとの関係

HTML5 Japanese Interest Group は、W3C の他 Working Group と公式的な依存関係にはありません。しかし、HTML5 仕様に関する情報については HTML Working Group に、その他の HTML5 関連仕様については次の関連する Working Group に報告することが期待されます (リストは一部であり、これらのグループに限定されるわけではありません)。

HTML5 Japanese IG はまた html5-developers-jp など、他の HTML5 関連グループ/コミュニティと協力することも期待されます。

グループへの参加

HTML5 Japanese Interest Group は、W3C 会員と一般の方どちらに対しても開かれています。グループへの参加を希望される一般の方は、HTML5 Japanese Interest Group のページにある 一般参加 に関する手続きをお読みください。また、参加にあたって、グループでのコミュニケーションは日本語にて行われることを理解する必要があります。

このグループでは、参加者が “good standing” を維持するための最低限の要件はありません。すなわち、参加にあたり必要となる条件は特に設けていません (しかしながら、前述したとおりグループは日本語で意見交換を行うため、一定レベルの日本語を理解する必要があります)。

グループは電話会議や face-to-face ミーティングを開催することも考えられます (これらも日本語で行われるでしょう)。これらの会議体は、議長の判断により定期または不定期に開催されることになります (ミーティングに関する W3C Process 上の要件 を踏まえます)。しかし、ミーティングを開催することが必須というわけではありません。グループが開催するミーティングについては、public-html-ig-jp@w3.org リスト上や HTML5 Japanese Interest Group のページ でアナウンスされるでしょう。

コミュニケーション

HTML5 Japanese Interest Group の議論は日本語で行われます。しかし、Note をはじめ W3C に報告する資料については、英語が利用されます (英語版と日本語版の両方が公開されることも考えられます)。

グループの活動は、主に公開メーリングリスト public-html-ig-jp@w3.org (アーカイブ) 上で行われます。

また、グループの活動に関する情報は HTML5 Japanese Interest Group のページ で公開されます。

意志決定

W3C Process Document (section 3.3) に記されるように、グループはコンセンサスに基づいた意志決定を行うよう努めます。特定の議題に関してグループよる公式な決議が求められる場合には、議長 (Chair) はその議題についてグループに問いかけを行い、そして異議も含めて返答を収集します。返答をすべて検討したうえで、議長はグループの決議を記録します。決議の前にはおそらく、投票や異議に関する返信が行われるでしょう。

特許情報の開示方針

HTML5 Japanese Interest Group の参加者は、W3C Patent Policy 文書の 第 6 章 に記されるように、W3C の特許情報開示に関する方針に従うことが求められます。HTML5 Japanese Interest Group は特許情報の開示を必要とするような文書 (勧告を目的とする仕様など) を公開するために設立されたわけではありません。しかしながら、HTML5 仕様をはじめ勧告を目的とした仕様の検証やコメントを行うにあたり、特許情報開示方針に従う必要があります。

このグループに関係する開示義務については、W3C Patent Policy Implementation に詳しい情報があります。

この憲章について

この HTML5 Japanese Interest Group 憲章は Process Documentsection 6.2 に従い作成されました。憲章または一部の条項と W3C Process との間に矛盾が生じる場合には、W3C Process が優先されます。


Michael(tm) Smith <mike@w3.org> / 訳: 矢倉 眞隆 <yakura-masataka@mitsue.co.jp> $Revision: 1.6 $ of $Date: 2009/11/23 15:20:07 $