User:Myakura2/Notes/ruby-spec

ルビ関連要素の翻訳。

ruby 要素

カテゴリ

Flow content

Phrasing content

利用可能な箇所

Phrasing content が期待される箇所

内容モデル

Phrasing content と rt 要素のグループがひとつ以上

もしくは phrasing content と rp, rt, rp 要素のグループがひとつ以上

内容属性

グローバル属性

DOM インターフェース

HTMLElement を利用

ruby 要素を利用することで、ひとつ以上の phrasing content をルビ注釈によってマークすることができる。ルビ注釈とは基テキストの側に表示される短いテキストを指し、主に東アジアでのタイポグラフィにおいて発音のためのガイドやその他の注釈を付加する際に利用される。日本語においてこの形式は「ふりがな」と呼ばれる。

ruby 要素は、要素内容のうち rt 要素 rp 要素、それらの子孫要素を省いた phrasing content を表す。要素が表す箇所には、rt 要素によって生成された注釈が対応する。

...
<ruby>
 漢 <rt> かん </rt>
 字 <rt> じ　 </rt>
</ruby>
...

<ruby>
 漢 <rt> ㄏㄢˋ </rt>
 字 <rt> ㄗˋ　 </rt>
</ruby>

...
<ruby>
 汉 <rt> hàn </rt>
 字 <rt> zì  </rt>
</ruby>
...

rt 要素

カテゴリ

None

利用可能な箇所

ruby 要素の子要素として

内容モデル

Phrasing content

内容属性

グローバル属性

DOM インターフェース

HTMLElement を利用

rt 要素はルビ注釈におけるルビテキストを記す。

ruby 要素の子である rt 要素は注釈を表す。注釈は rt 要素の子によって与えられ、ruby 要素内にある rt 要素の直前に現れる 0 以上の phrasing content に対し適用される。なお、ruby 要素内に rp が存在するとき、その要素は無視される。

ruby 要素の子でない rt 要素は、その子と同じものを表す。

rp 要素

カテゴリ

None

利用可能な箇所

ruby 要素の子要素として、rt 要素の直前または直後に

内容モデル

Phrasing content

内容属性

グローバル属性

DOM インターフェース

rp 要素はルビ注釈に対応しないユーザーエージェントに対して、ルビテキストの前後に括弧を提供するために利用することができる。

ruby 要素内の rp 要素は何も表さず、内容は無視されなければならない。ruby 要素の子でない rp 要素は、その子を表す。

...
<ruby>
 漢 <rp>(</rp><rt>かん</rt><rp>)</rp>
 字 <rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp>
</ruby>
...

... 漢 (かん) 字 (じ) ...

Disclaimer

このページは HTML5 (I. Hickson / Editor's Draft, Rev 1.3627) より、ruby, rt, rp 要素の箇所について翻訳したものである。翻訳には誤りが含まれる可能性に注意されたい。

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