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Ruby

From HTML5 JP IG
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HTML5にはルビを表現するための要素が導入されています。

Ruby Annotation仕様との違い

HTML5のルビは、XHTMLのモジュールとして定義されたRuby Annotationをそのまま導入したわけではなく、次のような違いがあります。

  • rb要素が定義されていない
  • 複雑ルビの仕組みがない (rbc, rtc がない)

IGでの議論

モノルビ

現行の仕様でモノルビ(ルビテキストをベーステキスト一文字ずつに与える)を表すと、熟語がばらばらになる。

<ruby>漢<rp>(</rp><rt>かん</rt><rp>)</rp>字<rp>(</rp><rt>じ</rt><rp>)</rp></ruby>

ルビに対応しないスクリーンリーダーや音声読み上げでは、document orderで読み上げられることから、情報の取得が困難になる。

rb要素とベーステキスト

rb要素がobsolete扱いHTMLUnknownElementとして処理される)となっている。

明示的にベーステキストを表す要素がないことに問題はないか。

複雑ルビ

ひとつのベーステキストに複数のルビテキストを与える仕組みが、HTML5では用意されていない。rtを連続させても、現在の仕様では二つ目以降のrtから空文字列に対するルビテキストになってしまう。

日本語固有

仕様の例

現在の仕様では、多言語との一貫性を考えたのか、モノルビとしてマークアップした例のみが記されている。モノルビを推奨しているのか、またモノルビのみの例でよいかという指摘。

例は non-normative であるので、HTML5仕様はとくにモノルビを推奨しているわけではない。しかしながら、そういった捉え方をすることも否定はできない。モノルビの懸念もあわせて、例の加筆もしくは修正が必要と考える。

WGでの議論

rp要素

複雑ルビ

関連リソース