W3C
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W3C シンポジウム

W3C10 Asia 公開シンポジウム

本シンポジウムは、Web が全ての人に対してオープンかつアクセシブルであることを保証するとともに、アジアにおいても Web の可能性を最大限に導き出せるよう、Web の普及において重要な役割を果たしている日本及びアジアの優れた専門家らによる3部構成の公開討論で構成されます。

W3C アジアホストへの期待 開設から将来に向けて」では、W3C アジアホストの開設に尽力した方々や、W3C アジアホストでの勤務経験のある元スタッフらをお招きし、慶應義塾大学に W3C アジアホストが開設されてからの10年間を振り返るとともに、W3C アジアホストが将来に向けて果たすべき役割について議論します。

「日本の IT 産業と Web 標準との微妙な関係」では、日本の W3C 会員組織の皆様を中心に、日本で Web の標準化に関わる方々をお招きし、過去10年間の日本国内における Web 標準化活動を中心に振り返るとともに、日本の産業界が Web 標準をどのように捉えているのかについて議論を展開し、これからの10年を見据えた Web 技術開発の将来展望へとつなげます。

「アジアが Web の原動力となる日」では、アジアに設置されている W3C オフィス関係者やアジアの Web 技術に長けた W3C 関係者らをお招きし、アジアにおける Web の発展や W3C の役割を中心に過去10年間を振り返るとともに、アジアが Web の原動力となり得るのかどうかに注目しつつ、これからの10年を見据えた Web 技術開発について議論します。

最後にこれらの議論を踏まえ、これからの Web 発展に向けた将来展望について、日本及びアジアを代表し、日本のインターネット研究の第一人者である、慶應義塾 常任理事を務める 村井 純 教授 と、Web の発明者であり、W3C 技術統括責任者を務める Tim Berners-Lee 卿との対談を通じて、本シンポジウムを総括します。

司会

W3C アジア担当技術統括副責任者を務める、慶應義塾大学 環境情報学部 教授 萩野 達也 が司会を務めます。

時間 プログラム 参加者
  9:00-10:00 受付 全参加者
10:00-10:30 開会挨拶、来賓祝辞 夏野 剛 (NTT ドコモ)、 村井 純 (慶應義塾大学)、 国領 二郎 (慶應義塾大学)Keith Jeffery (ERCIM)Tim Berners-Lee (W3C)Steve Bratt (W3C)、 斎藤 信男 (W3C)
10:30-11:30 公開討論1: W3C アジアホストへの期待 開設から将来に向けて
モデレータ:
石川 雅康 (W3C)
パネリスト:
斎藤 信男 (W3C)
高田 敏弘 (日本電信電話 (NTT))
出水 法俊、
中根 雅文 (慶應義塾大学)
11:30-13:00 昼食
13:00-14:00 公開討論2: 日本の IT 産業と Web 標準との微妙な関係
モデレータ:
松居 真一 (松下電器産業 (Panasonic))
パネリスト:
木達 一仁 (ミツエーリンクス)
高木 悟 (YRP ユビキタスネットワーキング研究所)
村田 真 (日本 IBM 東京基礎研究所 / 国際大学)
山上 俊彦 (ACCESS)
14:00-14:30 休憩
14:30-15:30 公開討論3: アジアが Web の原動力となる日
モデレータ:
Martin J. Dürst (青山学院大学)
パネリスト:
Ivan Herman (W3C)、
박기식 (W3C 韓国オフィス)、
譚綺華 (W3C 香港オフィス)、
杜宗霞 (W3C 中国オフィス) [遠隔参加の予定]
15:30-16:00 休憩
16:00-16:30 対話と総括 村井 純 (慶應義塾大学)Tim Berners-Lee (W3C)
16:45-17:15 記者会見 Tim Berners-Lee (W3C) 及び W3C スタッフ
17:30-19:00 祝賀レセプション 全参加者