Virtual Presentations-jp
本文書はW3Cのオンライン会議におけるリモートプレゼンテーションを行うためのガイドラインと推奨事項を記載しています。 併せてスピーカーガイドラインもご参照ください。
録画のためのガイダンス
(このガイダンスは Alamo's Colleges "Teaching with Technology"を参照にしています)
成功する録画のために
- スピーカーガイドラインをご一読ください。
- マイクの位置を調整し、音声がクリアで鮮明であることを確認して下さい。 (#ヘッドセット)
- 良質のウェブカメラを使用して下さい; HD (1080p) preferable, 720p acceptable. (#ウェブカメラ)
- 画面上の顔に十分な照明があたっていることを確認して下さい。
- ウェブカメラに光源を当てたり、画面内に窓や照明を背景に置かないことをお勧めします。
- 顔が適切に画面内に収まっていることを確認して下さい。画面中央に位置することが望ましいです。
- 画面共有を使用する場合は、画面全体ではなくスライドアプリケーション (ウェブブラウザなど)のみを共有して下さい。
- スライドを変更する際には、例えば「Moving to slide 5」と言いながらスライド番号を伝えて下さい。
- 事前にリハーサルをしていただき、ご自身で希望するリテイクの可能性のお時間もご考慮下さい。
- コンピュータ画面や机を見下ろさないように、メモをカメラの後ろの高い位置に置くことをお勧めします。
- コンピュータ画面ではなく、カメラを見てお話下さい。
- カメラに向かって話すことに緊張するかもしれません。何度かリハーサルされることをお勧めします。
- カメラの背後に話しやすい人の写真を貼ったりすることで緊張せずにお話しいただくという、見えないトリックを通して録画する方もいらっしゃいます :)
ヒント
- テクノロジーを活用する - 映像と音声が正常に動作することを確認して下さい。映像で使用した同じソフトウェアとハードウェアを使用し、どなたかとDry run (リハーサル)をお勧めします。
- カメラを見る - ノートやパソコン画面に目を落としてしまいがちですが、お話しするときはカメラに視線を向けて下さい。
- 音声の確認 - ウェブカメラやマイクに向かって大声を出す必要はありません。事前に音声の設定をご確認下さい。
- 背景の確認- カメラが明るい窓の方に向いていないかご確認下さい。ブラインドなどの縞模様の背景はカメラの中でぶれてしまうことがあります。自宅、職場、寝室やリビングなどで参加されることは問題ありませんが、背景や物品がご講演を阻害しないようご注意下さい。
- 会議中はお静かに - 会議中は携帯電話やメール等はオフにし、アラート音などが出ないよう設定して下さい。
- 大きな動作は避ける - 多くのウェブカメラは目の前にいる人の動きを追跡します。画面が絶えずズームイン・アウトしたり、ピクセル化される可能性がありますので、カメラの前で前後に揺れたり、椅子が回転しないように注意して下さい。
映像に関する仕様
W3C Advisory Committee Meetingではメディアに対し、以下の仕様を推奨しています。
- アスペクト比: 16/9 ワイドスクリーンフォーマット
- 解像度: 1080p (1920 x 1080) at 30fps 推奨, 最小: 720p (1280 x 720)
- ファイル形式: Mpeg4 推奨 (その他: WebM または MOV)
- ビデオコーデック: H.264 MPEG-4-AVC (Part 10) (AVC1) 推奨 (その他: VP8)
- オーディオコーデック: MPEG AAC オーディオ (その他: Vorbis)
録画のためのツール
各システムでデフォルトで利用可能である映像録画のツールをご紹介します。 #録画のためのツール
ウェブカメラやマイクに関してはこちらをご参照下さい #推奨ハードウェア 。
Windows
Windows Camera App (Microsoft) (ファイル形式: MP4 - H.264ビデオ および AACオーディオ)
- カメラアプリを見つけるためには: "Start > Camera"
- 複数のカメラばある場合は: "Change Camera" ボタンをクリックして適切なカメラを選択
- ビデオモードに切り替えるには:「上」、「下」矢印を使用
- カメラオプションの変更には: 「設定」に移動
- 「映像品質」の設定には:「映像」→「映像品質」→「1080p 16:9 30fps」 (カメラが1080pをサポートしていない場合は 「720p 16:9 30fps」を設定)
- 録画するには:「録画ボタン」をクリックして録画開始。再度クリックで録画停止
- 映像の保存: 自動的に保存される 「Pictures」→「Camera Roll」
Mac
QuickTime Player (Apple) (File format: MOV - H.264 video and AAC audio)
- 「アップルメニュー」→「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「プライバシー」
- 「カメラ」→アプリケーション横のチェックボックスを選択 = カメラへのアクセスが許可される
- 「QuickTime Playerアプリケーション」→「ファイル」→「新規ムービー収録」
- 録音ボタンをクリックして録画開始。再度クリックで録画停止
- 「ファイル」→「名前をつけてエクスポート」→「1080p」を選択 (選択できない場合は「720p」を選択)
Linux
Cheese (Gnome) (File format: WebM - VP8 ビデオ、Vorbis オーディオ)
- 音声レベルの調整には: 「System preference」→「Sound」→「Input Device」
- 「Cheese」アプリケーションを起動
- 「Menu」 →「Preferences」
- カメラの選択には:「Device」
- 映像解像度の選択には:「Video resolution」→「1920 x 1080」を選択 (左が選択不可ならば 「1280 x 720」を選択)
- 「Preferences」を閉じる
- 「Video」を選択
- 録画ボタンをクリックして録画開始。再度クリックで録画停止
- 録画された映像は自動的に「Video」フォルダに保存される
参照文献: Guvcview
推奨ハードウェア
最高の音質と映像を提供するためにヘッドセットとHDウェブカメラの使用をお勧めします。
ヘッドセット
可能であれば、口元にマイクのついたブームマイク付きのUSBまたはBluetoothヘッドセットをご使用下さい。 ノートパソコンの内蔵マイクやウェブカメラのマイクの使用は推奨していません。
ウェブカメラ
720p(1280×720)~1080p(1920×1080)で録画できる高品質のHDウェブカメラの使用をお勧めします。 (例:ロジテック社製のC922, C920s, C920など)