W3CのWeb標準化
 - Multimodal Webの可能性

http://www.w3.org/2010/Talks/0302-g-contents-ka/

Kazuyuki Ashimura <ashimura@w3.org>
2 March 2010

Fuji

W3C紹介
 - 5分でわかるWorld Wide Web Consortium

Web技術国際標準化の重要性

Standardization for Web

W3Cホスト

W3Cを共同運営する,3つの研究機関

- アメリカ: マサチューセッツ工科大学(MIT)
W3C/MIT
- フランス: 欧州情報処理数学研究コンソーシアム(ERCIM)
W3C/ERCIM
- 日本: 慶應義塾大学
W3C/Keio

日本もWeb標準の策定/普及に貢献してます!

W3C/慶應ホスト: 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス (大学院棟 4階 τ45号室)

W3C/Keio in Keio SFC

Visual Web: 今までのWebは主にGUIベース

HTML5

- 10年振りにメジャー・バージョンアップする背景:

ウェブの役割の拡大:
動画等を含む,よりリッチなアプリケーションのためのプラットフォーム
ウェブ利用環境の多様化:
PC用のみならず,モバイルデバイスでの活用
オープンソース化:
低価格(もしくは無料で)利用可能な共通プラットフォーム

HTML5の位置づけ

- Webベースアプリケーションのためのプラットフォーム:

- マルチメディア対応:

HTML5新機能の例

- Canvas:

- Web Storage (永続的ストレージ):

HTML5新機能の例 (つづき)

- Web Socket (短い文字列データに適する伝送プロトコル):

- Web Workers (スレッド):

SVG: より美しい画像情報のために

What is SVG?

SVG地図応用の例

- 電子国土データ

example of svg map by gsi.go.jp
target area of svg map by gsi.go.jp

SVG地図応用の例 (つづき)

- 携帯電話上の地図サービス

SVG Navigation on mobilephone

Visual Webの課題

- HTML5

- SVG

Visual WebからMultimodal Webへ

- マルチモーダルWeb

マルチモーダル・マッシュアップ

GUI as IM for home network

Multimodal Webへの期待

- WHAT WGメーリングリストでの議論

- HTML5 IG JPメーリングリストでの議論

Multimodal Webの課題

- マルチモーダル時代のアクセシビリティ:

Semantic Web技術応用の可能性

- 機器,利用者,自然言語ごとに異なるニーズへの対応

mmi and semantic web

MultimodalへのOntology応用

MMI and Semantic Web

是非,W3Cの国際標準化へご参加ください!

Web標準,そしてW3Cの活動にご注目ください

世界へ情報発信し,ご一緒にWebの可能性を拡大させていきましょう

WGへの参加:
国際標準仕様作成に直接参加し,アイデアを盛り込める!
詳細情報の入手:
一般には公開されない実装に必要な詳細情報を,会議やメーリスから取得できる!
専門家との議論:
長年標準仕様策定に関わってきた各国の専門家と議論して,問題点を解決できる!

W3Cへのご参加方法

  1. まず,W3Cの会員になってください
  2. そして,各種仕様を策定するワーキンググループへご参加登録ください

 

会員種別に応じた 年会費

Full Member (フル会員)
総収入が年間 57.5億円以上の営利組織
会費年額: 740万円
Affiliate Member (アフィリエイト会員)
上記以外の組織 (非営利組織を含む)
会費年額: 85万円

特許方針

Royalty Free Licence

もう一つのご参加方法: まずは日本IGへ!

Japanese IG

ありがとうございました

お問合せ先:

慶應義塾大学 SFC 研究所 W3C
〒252-8520 神奈川県藤沢市遠藤 5322
電話: 0466-49-1170
Fax: 0466-49-1171
email: keio-contact@w3.org
担当: 一色, 石倉, 芦村

Q&A: W3Cに期待されるものは?

- Webを良くするために何が必要でしょうか?

- 例えば,以下のようなご要望を伺うことが多いですが,その他に何か?

全般的に:

Q&A: W3Cに期待されるものは? (続き)

Visual Webに対して:

Q&A: W3Cに期待されるものは? (続き)

Multimodal Webに対して:

Semantic Webに対しては?

 

付録A: W3Cご案内情報

現在,正式版は英語ですが,どうぞご活用ください

説明ページ:
http://www.w3.org/Consortium/join
W3C全般:
http://www.w3.org/Consortium/about-w3c
日本語版W3C活動概要:
http://www.w3.org/2009/04/w3c-keio-chronology/leaflet-200811.pdf

付録B: 入会手続きご案内

入会手続きは3ステップになっております.

  1. まず,お申し込みページからステップ1を送ってください.すると米国MITの本部からメールが参ります.
  2. その後、ステップ2へ進み,契約書をやり取りして手続き完了.

※ご注意:

付録C: その他関連情報

- W3C全般について:

- 標準仕様策定活動について:

- 特許方針について:

付録D: Multimodal Web実現のための技術

  1. MMIアーキテクチャ
    • Web上で利用する様々な入出力デバイスを,透過的かつ統一的に扱うためのフレームワーク
      • 各クライアント機器上で入出力機能を制御する「モダリティ・コンポーネント」
      • プリケーション全体の処理を制御する「インタラクション・マネージャ」
  2. ライフサイクル・イベント
    • モダリティ・コンポーネントとインタラクション・マネージャ間でやりとりされる,データ通信のためのユニバーサルな API (Prepare, Start, Done等)
  3. EMMA