W3C

XML 複合文書

W3C フォーラム イン ORF

2004年11月24日(水)

World Wide Web Consortium (W3C)
HTML Activity Lead

石川 雅康 <mimasa@w3.org>

http://www.w3.org/2004/Talks/1124-orf-cdf/

初期の WWW = テキスト主体

初期の WebHyperText Markup Language (HTML) を用いたごく簡単な文書の発信が主; 当初は画像を埋め込むことすらできなかった

Screen shot of Tim Berners-Lee's browser editor

テキストのみからマルチメディアへ

1993年に発表された NCSA Mosaicimg 要素による GIF 画像のインライン表示をサポート - Web が一気にポピュラーに

その後 appletobject といった様々な拡張がなされ、 HTML はマルチメディア対応の Web コンテンツ記述言語へと変貌していった

Java アプレットの例: 日本時間

しかし…

何でもかんでも HTML に盛り込み続けたため、仕様が肥大化しどんどん複雑になってしまった

HTML 以外にも XML で記述される様々なボキャブラリが登場してきた

むやみに HTML を拡張するのではなく、XML を基盤として様々なボキャブラリを組み合わせる ⇒ XML 複合文書 (Compound Document)

HTML Web”から“XML Web”へ

初期のWebから明日のWebへ

XML 複合文書」を構成するボキャブラリ群

XML 複合文書の実現方法(1)

「参照」による複合文書 (Compound Document by Reference; CDR)

XHTMLobjectSVGforeignObjectSMILメディアオブジェクト要素群のように、 外部のリソースを URI で参照することで複数のボキャブラリを組み合わせる

従来の HTML のやり方に近い; 比較的実現が容易

XML 複合文書の実現方法(2)

「埋め込み」による複合文書 (Compound Document by Inclusion; CDI)

XML 名前空間の仕組みを用いて複数のボキャブラリを直接混在させる

例:

標準化動向

解決すべき課題

まとめ