W3C

[ORF 2004] W3C フォーラム イン ORF

21世紀の情報基盤を支える W3C による Web 技術の国際標準化戦略

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プログラム

時間 講演タイトル及び講演者 スライド
08:30 - 09:00 開場 / 受付
09:00 - 09:10 開催のご挨拶
萩野 達也 (W3C アジア担当技術統括副責任者 / 慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
09:10 - 09:50 XML 複合文書 閲覧 印刷
石川 雅康 (W3C HTML アクティビティリード / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 専任講師)

XHTMLSVGSMIL など様々な XML ベースのマークアップ言語を組み合わせて利用する「XML 複合文書」について、その必要性、標準化動向、解決すべき課題等を概説します。

09:50 - 10:30
[ 日本語講演 ]
新たな段階を迎える W3C 国際化活動
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Portrait of Martin Dürst
Martin Dürst / マーティン テュールスト (W3C 国際化 (I18N) アクティビティリード / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 助教授)

W3CWeb のユニバーサルアクセス実現を目標の1つと掲げており、国際化もその活動の1つとして位置付けられています。その国際化活動が今月新たな段階を迎えます。数年の歳月をかけてまとめられてきた Web の国際化の基礎となる Character Model と、Web の住所に当る URI を国際化する IRI の標準化作業が大詰めを迎えます。また Web Services においては過去2年間をかけて準備した応用例集と要求書に基づき、具体的な仕様書の策定に取組み始めています。これまで1つのワーキンググループで構成されていた国際化活動を、3つに細分化することも予定しています。

10:30 - 11:00 休憩
11:00 - 11:40 第2フェーズを迎えた Semantic Web 閲覧 印刷
福重 貴雄 (W3C 訪問研究員 / 松下電器産業)

W3C における Semantic Web 活動も RDF(S)OWL の勧告化を終え、現在は次の段階に向けた開発・実用化促進の段階を迎えています。本講演では、2004年に新たにスタートした2つのワーキンググループ: Semantic Web Best Practices and Development ワーキンググループと RDF Data Access ワーキンググループの活動状況と、10月に行われた W3C Workshop on Semantic Web for Life Sciences (生命科学分野への Semantic Web の応用に関するワークショップ) に関して報告します。

11:40 - 12:20 Semantic Web とソシアルインフォメーションフィルタリング 閲覧 印刷
北川 和裕 (W3C Device Independence アクティビティリード / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 助教授) 及び 吉田 絵里香 (慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 助手)

本講演では、セマンティック Web とソシアルインフォメーションフィルタリングについて概説します。前半では、セマンティック Web とはどのような考え方なのか、そしてそれが社会にどのような新しい価値を与えようとしているのかについて概観します。後半では、セマンティック Web を用いたインフォメーションフィルタリング技術や、W3C/慶應におけるフィルタリングに関する研究開発活動について紹介します。

12:20 - 12:30 総括
萩野 達也

司会進行: 萩野 達也